多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）でも自然妊娠を目指せる！手術なしで改善する方法とは？

「多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）」は、妊娠を希望する多くの女性にとって大きな壁となる疾患です。しかし、必ずしも手術や高度な医療に頼らなければならないわけではありません。

この記事では、PCOSに悩む方が自然妊娠を目指すうえで、どのような改善方法があるのかを徹底的に解説していきます。医師による見解や実際の成功例を交えながら、希望の持てる内容をお届けします。

手術に頼らない改善方法に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）とはどういう病気か

「多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）」は、排卵障害を主な特徴とする女性の内分泌疾患です。

月経不順や無排卵、不妊の原因となることが多く、妊娠を望む女性にとって大きな課題となる病気でもあります。

日本では、妊娠可能な年代の女性の約1割程度がこの疾患を持っていると言われています。

PCOSの特徴としては、卵巣の表面に多数の小さな卵胞（嚢胞）ができることが挙げられます。

しかしこれらの卵胞はうまく成長せず、排卵に至らないため、月経不順や無月経の原因となります。

この状態が続くと、妊娠に必要な排卵が起きないため、不妊につながるのです。

また、PCOSではホルモンバランスが乱れており、男性ホルモンが多く分泌される傾向があります。

その結果として、

• にきびができやすくなる
• 体毛が濃くなる
• 声が低くなる

などの症状が見られることもあります。

医学的には、以下の3つの条件のうち2つ以上が認められると、PCOSと診断されるのが一般的です：

• 月経異常（無月経または稀発月経）
• 男性ホルモンの増加（血中濃度の上昇または症状）
• 卵巣に多嚢胞の存在（超音波検査で確認）

PCOSは正しい理解とケアによって、十分にコントロール可能な疾患です。

次章では、手術に頼らない自然な改善方法について詳しくご紹介していきます。

多嚢胞性卵巣症候群でも自然妊娠は可能？その根拠と成功例

「多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）」という言葉を聞いたとき、多くの方が「妊娠しにくい病気」と捉えるかもしれません。

しかし実際には、PCOSでも自然妊娠は十分に可能です。というか、私の経験では、自然妊娠の方が、妊娠しやすく感じます。

この章では、自然妊娠を目指す方に希望を届けるため、その根拠と実際の成功例について詳しくご紹介していきます。

医師の見解からみる自然妊娠の可能性

私の院にも多くのPCOSの方が来院されますが、身体の状態を整えることで排卵が自然に起こるケースは少なくありません。

PCOSはあくまでも「排卵が不安定になる体質」であり、排卵そのものが不可能になるわけではないのです。

特に西洋医学では薬による排卵誘発を行いますが、東洋医学や生活習慣の改善によって、自然な排卵を促す方法の方が妊娠しやすい場合も少なくありません。

実際に自然妊娠に至った体験談とは

例えば、あるアラフォーの女性は長年PCOSによる不妊に悩んでいましたが、当院の施術以外特に変わったことせずに、約半年後には自然排卵が起きるようになり、妊娠に至りました。この方に限らず、こういう方がかなり多いので、自然妊娠の方が良いと自信を持って言えます。

彼女のように、当院のマッサージとツボ押しを取り入れた結果、ホルモンバランスが整い、妊娠しやすい体質へと変化したのです。

もちろん個人差はありますが、体質改善に取り組むことの意味は非常に大きいと私は感じています。

手術なしで改善するための生活習慣のポイント

多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）に悩む方の多くが、「手術せずに自然に改善できないだろうか？」と感じていることでしょう。

「日常生活の中にある小さな習慣の見直しが、体質改善の大きな鍵となる」という意見もよく見かけます。

この章では、ホルモンバランスを整え、自然妊娠の可能性を高めるための生活習慣についてお伝えします。

食生活の見直しでホルモンバランスを整える

PCOSの改善にはまず、血糖値とインスリンのコントロールが重要です。

高インスリン状態は男性ホルモンを過剰に分泌させ、排卵障害を悪化させる原因になります。

そのため、低GI食品を中心とした食事に切り替えることが効果的です。

• 白米より玄米
• 菓子パンより全粒粉パン
• 砂糖よりオリゴ糖や天然甘味料

また、ビタミンD、マグネシウム、オメガ3脂肪酸などもホルモン調整に効果があるとされています。

日々の食事を丁寧に選ぶことが、PCOS体質を変える一歩になります。

運動・睡眠・ストレス管理が鍵を握る

適度な運動はインスリン感受性を高め、ホルモンバランスを整えるうえで非常に効果的です。

ウォーキングやヨガなど、続けやすい運動を日常に取り入れることが大切です。

さらに、質の良い睡眠とストレスの軽減も欠かせません。

ストレスは自律神経とホルモン分泌に大きな影響を与えるため、PCOSの悪化要因となる可能性があります。

深呼吸や瞑想、趣味の時間を意識的に作り、心身をリラックスさせることが、体質改善を促進します。

というのが、よく見かける改善方法です。

ただ、個人的には、こんなのはどうでも良いと思っています。私がお勧めなのは、御主人に常に恋をしていてくださいという事。
女子力をUPさせることは、手術や薬に頼らずともPCOSをコントロールできる重要な手段です。

サプリ・漢方・栄養療法によるPCOS対策

多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）に対して、生活習慣の改善と並行して取り入れても良いのかもしれないものにサプリメントや漢方、栄養療法があります。

これらは薬に比べて副作用が少なく、体質そのものを整えるサポートなのかもしれません。

この章では、PCOSに効果が期待される成分や漢方の種類、そして具体的な活用法をご紹介します。

効果が期待される成分とその摂取法

PCOSの改善に推奨されているサプリメントには、ミオイノシトール、ビタミンD、亜鉛、オメガ3脂肪酸などがあります。

とくにミオイノシトールは、インスリン感受性を改善し排卵を促す働きがあるとして、近年注目されています。

また、ビタミンDの不足はホルモンバランスを乱す原因になるため、血中濃度をチェックしながらの補充が推奨されます。ただ、ビタミンDは日の光を浴びながら運動しないと活性化しませんから、サプリだけで摂取することが出来ません。

漢方による体質改善のアプローチ

東洋医学では、PCOSを「瘀血（おけつ）」や「気滞」といった体質の偏りとして捉えます。

これは、血の巡りが悪くなり、卵巣機能に影響を与えている状態とされています。

そのため、「桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）」などの漢方薬を用いて、血流を促し、体を温め、排卵しやすい状態へと導く治療が行われます。
瘀血を排出させるのは、「漢方」の得意分野です。深刻になる必要はなく、体質に合わせて適切な処方を受けることが大切です。漢方と言うのは薬だけではなく、鍼や指圧も「漢方」と言われます。薬を飲まなくても、鍼や指圧で、同じ効果が出ます。
また、PCOSの方の中には高プロラクチン血症を併発している場合もあり、不眠やイライラ、乳房の張りなどが出ることも。

こうした症状にも対応できるのが、当院での施術の魅力です。

サプリや漢方薬を生活に取り入れても良いですが、PCOSの根本的な改善に近づけるかどうかは、何とも言えません。

多嚢胞性卵巣症候群と自然妊娠に向けた希望と対策のまとめ

多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）は、不妊の大きな原因の一つとされていますが、正しく向き合えば自然妊娠でいけると思います。

大切なのは、自分の身体の状態を理解し、必要なケアを日常の中で積み重ねていくことです。

PCOSを理由に「妊娠できない」と決めつけてしまうのは、可能性の芽を摘んでしまうことにもなりかねません。

お勧めなのは、これまでの記事でご紹介したように、

• ご主人に恋をし続けること
• 当院のような施術を取り入れた体質改善

これらはすべて、PCOSの症状を和らげ、自然排卵を促す可能性を高める対策です。

また、西洋医学的な治療との併用だと、逆効果になる場合もあるので、慎重に対応されてください。

どの手段を選ぶにしても、「自分に合った方法」を見つけることが最も重要です。

最後にひとつだけ、強くお伝えしたいのは――

あなたの身体は、きっと変われます。

焦らず、あきらめず、小さな一歩を大切にしながら歩んでいけば、必ずその先に希望が見えてくるはずです。

自然妊娠を目指すあなたに、心からエールを送ります。