妊活を始めて数ヶ月。
勇気を出して病院へ行き、検査結果を聞いたその日から、
頭の中がずっとぐるぐるしていませんか?
「黄体機能不全気味ですね」
「デュファストンを10日分出しておきます」
その言葉を聞いた瞬間、
自分の身体がどこか欠けているような気持ちになった方もいらっしゃると思います。
・黄体ホルモン8.5って低いの?
・もう今周期はダメなの?
・排卵して1週間も経ってるのに、今さら薬を飲んで意味があるの?
今日は、そんな不安を抱えたあなたに向けて、
数字だけでは見えてこない「本当の話」をお伝えします。
- 黄体ホルモン8.5という数値の意味と正しい捉え方
- デュファストンが着床や妊娠初期を支える仕組み
- 排卵1週間後から服用する理由と効果のあるタイミング
黄体ホルモン(プロゲステロン)とは?妊活で果たす大切な役割
黄体ホルモンは、排卵後に卵巣から分泌されるホルモンです。
このホルモンの一番大切な役割は、子宮内膜を「赤ちゃんを迎えられる状態」に整えること。
排卵前はエストロゲンの働きで子宮内膜が厚くなり、
排卵後は黄体ホルモンによって、
- 内膜がふかふかになる
- 血流が増える
- 受精卵が着床しやすくなる
こうした変化が起こります。
つまり黄体ホルモンは、
「妊娠していいよ」と身体がOKを出すためのスイッチのような存在なのです。
黄体ホルモン8.5は低い?「黄体機能不全気味」と言われる理由
病院でよく言われる目安として、
排卵後(高温期中期)の黄体ホルモンは
- 10ng/mL以上あると安心
- 8〜9台だと「やや低め」
このため、8.5という数値は、
「かなり悪い」わけではないけれど、少し心配なのでサポートしましょう
という位置づけになります。
大切なのは、ここで必要以上に落ち込まないことです。
黄体ホルモンは、
- その周期の体調
- ストレス
- 睡眠
- 冷え
こうした影響をとても受けやすいホルモンです。
1回の数値だけで「妊娠できない身体」と決まることはありません。
なぜデュファストンが処方されたのか?着床との関係
デュファストンは、黄体ホルモン(プロゲステロン)を補うお薬です。
よく誤解されますが、
- 排卵を起こす薬ではありません
- 妊娠を無理に作る薬でもありません
「今ある妊娠の可能性を、そっと支えるための薬」です。
今回のように、
- 排卵はしている
- エストロゲンは問題ない
- 黄体ホルモンがやや低め
この場合、医師としては、
「もし受精していたら、着床しやすい環境を作ってあげたい」
「妊娠していた場合、初期を安定させたい」
そんな思いでデュファストンを処方します。
排卵1週間後からでも意味はある?デュファストン服用のタイミング
ここが一番気になるところですよね。
結論から言います。
排卵から1週間後でも、意味はあります。
着床は、一般的に
- 排卵後6〜9日頃
に起こると言われています。
つまり、
「今まさに着床しようとしているタイミング」
「着床した直後を支えるタイミング」
この時期に黄体ホルモンを補うことは、
医学的にも自然な判断です。
デュファストンを飲めば妊娠できる?知っておいてほしい大切なこと
ここで、ひとつとても大切なことをお伝えします。
デュファストンは「妊娠させる薬」ではありません。
このお薬は、
「すでに起きている排卵」
「もし受精していた場合の着床」
「妊娠初期を安定させること」
をそっと後ろから支える存在です。
ですから、
- 飲んだから必ず妊娠する
- 飲まなかったから妊娠できない
こうした白黒の話ではありません。
妊娠は、
- 卵子の質
- 精子の状態
- 子宮内環境
- ホルモンバランス
- 心と身体の緊張
これらが重なったときに、
「自然に起こる現象」です。
黄体ホルモンが低くなりやすい身体の共通点
黄体ホルモンが低めになりやすい方には、
実は共通する身体の特徴があります。
- 手足やお腹が冷えやすい
- 慢性的な肩こり・腰痛がある
- 寝ても疲れが取れない
- 生理前にイライラや不安が強い
- 常に「頑張らなきゃ」と力が入っている
黄体ホルモンは、
血流と自律神経の影響を非常に受けやすいホルモンです。
身体が冷えていたり、
緊張状態が続いていたりすると、
「今は妊娠する余裕がないかもしれない」
と、身体が判断してしまうこともあります。
これはあなたのせいではありません。
今まで一生懸命生きてきた証でもあるのです。
自然に妊娠する力を引き出すために、今できること
今周期、デュファストンを飲みながら、
ぜひ意識してほしいことがあります。
- お腹・腰・足首を冷やさない
- 「早く結果を出さなきゃ」と自分を追い込まない
- 深く呼吸する時間を作る
- 「今日もよく頑張ってる」と自分に声をかける
妊娠はゴールではありません。
妊娠できる身体=赤ちゃんを育てられる身体
今はその「土台づくりの途中」なのだと、
そう考えてみてください。
まとめ|黄体ホルモン8.5でも、妊娠の可能性は消えていません
今回のポイントをまとめます。
- 黄体ホルモン8.5は「絶望的な数値」ではない
- デュファストンは着床・妊娠初期を支えるための薬
- 排卵1週間後からの服用にも意味はある
- 本当に大切なのは、身体全体の状態
数字に振り回されて、
自分の身体を責めないでください。
あなたの身体は、
命を迎える力を、ちゃんと持っています。
今はまだ途中なだけ。
その歩みを、私は心から応援しています。
- 黄体ホルモン8.5は「やや低め」だが絶望的ではない
- デュファストンは着床や妊娠初期を支える目的で処方される
- 排卵1週間後からの服用でも十分意味がある
- 薬は妊娠を起こすものではなく、環境を整えるサポート薬
- 冷えやストレス、自律神経の乱れが黄体機能に影響する
- 妊娠しやすい身体づくりは「焦らず整える」ことが大切
- あなたの身体にはまだ妊娠の可能性がしっかり残っている

