妊娠可能時期の女性の身体では、月経期が終わると、荒れた内膜を修復して卵子を造る増殖期と内膜を維持してフカフカの子宮内膜を保つ分泌期という期間を経て、また月経期が始まります。要するに、生理が終わると、いわゆる低温期を経て高温期となり、その後、また生理が始まる。これを繰り返すという事です。
月経周期は、28~30日であることが多く、子宮内膜の変化と卵巣の変化に反映されます。
いわゆる高温期はプロゲステロンというホルモンが関与しています。このホルモンは黄体ホルモンと呼ばれ、排卵時に卵巣から排出されます。このホルモンは14日前後で消失するため高温期は2週間ほど続きますが、卵子を造る低温期はFSH(卵胞刺激ホルモン)などの作用によって、マチマチとなります。卵子を造るためには血液や熱エネルギーが必要なので、骨盤内の状態も大きく関係します。ということは、生理期間が長いとか短いとかというのは、卵子を造っている期間で作用されているということです。
少しくらいなら、期間が長いとか短いとかがあっても構いませんが、28~30日を大きく上回っていると、質の良い卵子が出来ていない場合も少なくありません。
なので、そのためには卵や鉄分を摂取しやすい食品を食べ、自律神経を整えるために西洋医学か東洋医学の薬、当院で施しているようなマッサージを受ける、のいずれかを試す事をおススメします。