焦ってしまいます
Q: 去年の9月の結婚と同時に妊活を始めた36歳の女です。
先月に病院で子宮筋腫があり、AMH1.22と伝えられました。
先生から急いでタイミング法より人工授精へ進んだ方が良いと言われたのですが近くに人工→体外までできるクリニックがなかなか予約ができず半月経ちます…。他に人工までできるクリニックもあるのですが先のことを考えると悩んでしまいます。
又、旦那からは妊活1年も経っていないのに人工授精はまだ早いと言われています…。
先生から言われた 急いだ方がいい がどうしても気になり焦ってしまいます。
・近くのクリニックの予約ができるまで待つか、待たずにすぐにでも人工授精を進めるべきか。
・クリニックは遠くても体外まだできるクリニックを選んだ方が良いのか。
旦那との話し合いの参考にしたいのでよろしくお願いします。
まだ早いと思います
A: 36歳はいわゆる高齢出産の年齢であることには違いありません。
が、私に言わせれば、「まだまだ若い!」です。
なので、人工授精に進む必要はないと思います。
女性器には雑菌が入っていきやすい構造のために、女性の身体を守るために、膣の中は酸性となっています。雑菌を殺すためです。子宮内は赤ちゃんがすくすく育つよう中性でないと困るので、精子はアルカリ性となっています。性行為中に、女性器の膣壁から液体が、男性器からカウパー腺液というアルカリ性の液体が出るのですが、その液体が合わさり、中性の道を作ります。その道を伝わって、精子が膣の中を登っていき子宮内に入っていきます。ただ、その際に、たくさんの精子が死んでしまうために、精子の数が少ないとか運動率が悪い場合には妊娠しづらいこともあります。なので、器具などを使って、子宮内に精子を送り込むのが、人工授精です。ご主人の精子に問題がない場合には効果がない場合も大きく、意味のない治療と言うドクターも少なくありません。
どちらかといえば、やるのなら体外受精の方が良いでしょう。
採卵は、モニター画面を見ながら、細い針を腟から刺し、排卵前の卵胞から卵胞液とともに卵子を吸引し回収します。それをプレート上で精子と合わせて、受精させたものを培養した後に、子宮内に戻します。
この場合は、確実に受精しているので、妊娠確率も、一般不妊治療よりは高くなります。
とはいううものの、クロミッドなどの排卵誘発剤によって、だんだん妊娠しにくい身体となっていきます。
なので、旦那さんと自然妊娠をねらうほうが確率は高いと思います。
そのためにお勧めなのは、マッサージなどで妊娠しやすい身体を造って、いつ受精しても良いような身体を造って待っていることです。
40歳を超えていれば、すぐに体外受精にステップアップするべきなのかもしれませんが、人にもよります。
私の場合は、身体の声を聞けば、身体自身がどうすればよいのかを答えてくれるので、それで判断しています。
必ずしも、ステップアップが必要とは限りません。