婚活と妊活では、どっちがつらいのでしょうか?

妊活に対する疑問
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妊活の戦いについても教えて

Q: 私は20代半ば頃から4年ほど婚活をして昨年、やっと結婚できました。
婚活中はいろんな人とやり取りしたり会ったりしてるけど、周りがどんどん結婚するなか、自分はまだ結婚出来ない、お金もかかるとつらい事も多かったです。ただ、頑張ったお陰でとても優しく良い旦那さんと出会えました。

現在、私は30歳です。子供が欲しいので本格的な妊活前に夫婦で検査を受けました。(病院は別々です)

私の方は排卵していない時もある、という感じでクロミッド飲みながらタイミング方を勧められました。
そして夫は精子の運動率が悪い…という結果になりました。こちら自然妊娠は難しいかもと言われたそうです。

精子の運動率などはその時によって変わるので、サプリを飲んでみて3ヶ月後にまた検査しようとなりました。

そこで婚活の次は妊活か…と気合いを入れたいところですが、婚活で思うように結果が出なかった時に心が折れそうだったことを思い出しました。

正直、比べられるものではないと分かっているのですが妊活と婚活、どちらがつらいですか…?

予想では婚活の比にならないくらい妊活の方がつらいとは思うのですが、夫という支え(戦友)がある分、まだ気持ち的に持ち直せるのかなと…

妊活の戦いについても教えてくださると嬉しいです。

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モチベーションを保たせるのが大変です

A: おっしゃるように、比べられるものではありません。
私の個人的な意見だと、病院の通って不妊治療を受けている場合ならば、妊活の方が辛いと思います。

結婚できても子宝に恵まれなかった、という夫婦が少なくないからです。

妥協したから結婚できた、ということもありますが、妊活の場合は、妥協のしようがありません。
どれだけ痛みに耐えようがお金や時間をかけようが、「ダメな時はダメ」という厳しいものです。

治療に挑む前には「妊娠したい」という気持ちを強く持っていると思いますが、上手くいかないことも多く、その気持ちを保ち続けるのが楽ではありません。

はるかに高い壁がそびえ立っているのを感じることも少なくないでしょう。

当院に来られて最初に問診をしているときなどに、辛かったことを思い出して涙ぐむ方も少なくありません。

私の方は排卵していない時もある、という感じでクロミッド飲みながらタイミング方を勧められました。

自然では、毎月1000個以上ある卵母細胞から、毎周期、卵子を1個だけしか造りませんが、クロミッドという排卵誘発剤を使うと、その消えていく999個以上の卵母細胞に栄養を与えて、複数の卵子が育つようになります。健康保険を使う以上、クロミッドを処方するのがドクターには必須なのでしょうが、その副作用として、子宮内膜が薄くなり、妊娠しにくくなります。双子以上になる場合もあります。ART(高度不妊治療)ほどキツくはないので、それほど、心配も要りませんが。

夫は精子の運動率が悪い…という結果になりました。こちら自然妊娠は難しいかもと言われたそうです。

そのように言われる方は少なくありません。

ただ、男性の場合は、女性に比べればずっと単純で、無精子症や勃起障害(ED)などでない場合なら、日々の生活だけで驚くほど回復します。

禁酒・禁煙。毎日三回ちゃんと食事を摂る。豚肉や貝、海藻類などを摂ると良い。十分な睡眠を取る。朝早く起きて夜早く寝る。なるべくストレスの少ない生活をおくる。日の光を浴びながら適度な運動をする。精子をため込まずに、週に二回以上射精する。

現代社会に住んでいると、全部をこなすのはなかなか難しいですが、出来ることだけでもやって下さい。

サプリを飲んでみて3ヶ月後にまた検査しようとなりました。

ご主人だと必要ないと思います。男性はきっかけです。良い精子が出来て受精すれば出来ることがありません。

が、奥さんは違います。半年後には妊娠しているかもしれませんが、10年経ってても妊娠していないかもしれません。

妊活を戦い抜くのに、最も大切なことは、うまくいかなくてもへこたれないことです。

頑張って、可愛い我が子を、一日も早く、抱っこ出来ることを祈っています。

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