妊活を始めると、毎月の生理の様子がとても気になるようになりますよね。
「3日目で一度出血が止まり、4日目にまた出血が始まる」――こうした変化を感じて不安になる方も少なくありません。
実は、こうした症状は「子宮後屈」という状態に関係している可能性があります。そして、子宮後屈が「卵管閉塞」に繋がるのでは?と心配になる方も多いことでしょう。
今回は、妊活中に知っておきたい「子宮後屈と卵管閉塞」の関係について、そして検査方法やパートナーとの向き合い方について、私の経験と知識から丁寧にお伝えしていきます。
- 生理途中で出血が止まる原因と子宮後屈の関係
- 子宮後屈と卵管閉塞のリスクや関連性
- 卵管造影検査の内容や受診時の注意点
生理が途中で止まるのは子宮後屈が原因?
子宮後屈とは、子宮が通常よりも背中側に傾いている状態を指します。これは決して「異常」ではなく、女性の約2~3割に見られる生理的なバリエーションです。
子宮の傾きによって、経血がうまく排出されず、途中で滞ることがあります。その結果として「一度止まったように見えて、また出血する」という現象が起きるのです。
こうした症状が、お母様と似ているという場合、骨盤の形や筋肉のつき方など、体質的な要因が関係していることも考えられます。
ただし、子宮後屈であっても、それが必ずしも妊娠を妨げるわけではありません。実際、私の院にも、子宮後屈を持ちながら自然妊娠された方がたくさんいらっしゃいます。
子宮後屈と卵管閉塞の関連性とは?
「子宮後屈=卵管閉塞」というわけではありません。しかし、子宮が後屈している方の中には、子宮内膜症や骨盤内癒着を伴っているケースもあり、その場合には卵管の通過性に影響が出ることもあります。
癒着が卵管周囲に及ぶと、卵子がうまく移動できなくなったり、精子と出会う場所が狭くなったりするため、妊娠しにくくなる可能性があるのです。
だからこそ、自分の体の内部がどうなっているのか、しっかりと調べることが大切です。
性交後の体位変更は妊活に効果がある?
子宮が後ろに傾いている場合、性交後の体位を工夫することで、子宮口に精子が届きやすくなることがあります。
たとえば、性交後にうつ伏せになったり、膝を立ててお尻を少し高くする「ブリッジ姿勢」を10〜15分程度とることで、精子の逆流を防ぎやすくなります。
すぐに効果が出るとは限りませんが、3ヶ月ほど継続してみることで体の変化に気づく方もいらっしゃいます。大切なのは「焦らず、できることを丁寧に重ねること」です。
子宮後屈かどうかを調べるには?
本当に子宮後屈かどうかを確認するには、婦人科での内診や経腟超音波検査が有効です。
さらに、妊娠を望むなら「卵管造影検査(HSG)」を受けて、卵管がきちんと通っているかを調べるのがおすすめです。
この検査では、造影剤を子宮に注入し、X線で卵管の通過性を確認します。卵管が詰まっていないか、子宮腔の形に異常がないかなど、妊娠に直結する重要な情報が得られます。
旦那さんと一緒に行かないと受けられないの?
卵管造影検査は、女性一人でも受けられるクリニックがほとんどです。ただし、不妊治療の方針として「ご夫婦での来院」を基本とする医療機関もあります。
たとえば、検査前のカウンセリングで旦那さんの精液検査結果や感染症の有無などが必要になるケースもあります。
でも、これは「一緒に受診しないといけない」わけではなく、「一緒に取り組んだ方がスムーズですよ」という提案なのです。
検査自体は、女性一人で予約・受診が可能なことがほとんどなので、ご安心くださいね。
まとめ|子宮後屈でもあきらめないで!自然妊娠は可能です
生理の様子や体の変化に不安を感じたら、それは妊娠へ向けての第一歩だと私は思います。
子宮後屈という言葉に不安を感じても、決してそれが「妊娠できない証拠」ではありません。事実、多くの方が後屈の状態でも自然妊娠されています。
ただ、必要な検査を受けて、自分の身体のことをしっかりと理解することは、妊活をスムーズにする大切なカギです。
私、中村和仁は、妊活に取り組む皆さんが笑顔で赤ちゃんを抱ける日を心から願い、全力でサポートしています。
一人で悩まずに、一歩ずつ進んでいきましょう。「全員が大成幸!」の信念のもとに。
- 生理が途中で止まる症状と子宮後屈の関係
- 子宮後屈は自然妊娠も可能な身体的特徴
- 癒着性子宮後屈による卵管閉塞のリスク
- 性交後の体位変更による妊娠率への工夫
- 卵管造影検査でわかる卵管の通過性
- 検査は女性ひとりでも受けられる安心感
- 夫婦での受診が勧められる理由の解説
- 不安を抱える妊活中の方への心からの励まし

