妊活を始めて、そろそろ4ヶ月。
生理アプリを頼りに排卵日をチェックして、タイミングもばっちり取った。
…のに、また今月も生理が来てしまった。
そんなとき、心に浮かぶのは
「どうしてうまくいかないの?」
「もしかして私、妊娠しにくい体質なのかな…」
そんな不安や焦りの言葉ではないでしょうか。
とくにSNSやネットを見ると、「妊活1ヶ月で授かりました!」「自然妊娠できました!」という情報が目に入り、自分だけが取り残されたような気持ちになってしまうこともあるでしょう。
でも、それは決してあなたが悪いわけではありません。
妊活は、結果が見えない分だけ、不安や孤独を感じやすい旅路です。
しかも、生理が遅れるたびに「今度こそ…」と期待し、
そしてリセットがくる。
期待と落胆の繰り返しは、思っている以上に心を消耗させてしまいます。
どうか、今感じているその気持ちに、フタをしないでください。
焦ってしまうのも、泣きたくなるのも、全部自然なことなんです。
この記事では、妊活中に排卵がズレたり、生理が来てしまったりするあなたに向けて、ぜひ知っておいてほしい3つのことをお伝えします。
- 排卵日のズレが起こる理由と対処法
- 「早く授かりたい」気持ちとの向き合い方
- 婦人科受診やブライダルチェックの重要性
1.排卵がズレるのはよくあること。妊活初期こそ「自分のリズム」を知ろう
排卵日って、アプリで予測されるから「この日が本番!」と思いがちですよね。
でも実は、排卵というのは、とても繊細で、不安定なものです。
ホルモンはストレスの影響を受けやすく、職場の環境、家庭の変化、季節の移り変わり、睡眠不足など、少しの変化でリズムが乱れてしまうことがあります。
「アプリの排卵日に合わせてタイミング取ったのに…」と落ち込んでしまう気持ちは痛いほど分かります。
でも、そもそもアプリの排卵予測は“目安”に過ぎないのです。
実際の排卵日は、その周期によって数日ズレるのが普通。ときには1週間以上ズレることもあります。
そこでおすすめなのが、基礎体温を毎日つけること。
体温の変化を見ることで、排卵のタイミングやホルモンのバランスが見えてきます。
また、排卵検査薬の活用も非常に有効です。排卵前に急激に上昇する「LH(黄体形成ホルモン)」の分泌をキャッチすることで、より正確なタイミングが分かります。
「自分の身体を知る」ということは、妊活の第一歩。
他人の妊娠ペースに惑わされず、自分のリズムを掴むことから始めましょう。
2.「早く授かりたい」は悪いことじゃない。でも焦りすぎはNG
「できれば30歳前に産みたい」「何歳差が理想だから、今年中に妊娠したい」──。
こんなふうに、将来の家族計画を立てたくなるのは当然です。
そして、妊活を始めたなら「早く授かりたい」と思うのも、ごく自然な感情です。
その気持ちは、命を願う純粋で尊い想い。
だから、決して「欲が深い」「焦りすぎ」と自分を責めないでください。
ただ、その願いが強すぎて「なぜできないの?」「私が悪いの?」と自分を追い詰めてしまうと、
心も身体もどんどん緊張してしまいます。
実は妊活には、“心のゆとり”がとても大事です。
リラックスしているときの方が、ホルモン分泌が整いやすく、着床しやすい状態をつくることができます。
たとえば、アロマを焚いて深呼吸する、自然の中をゆっくり歩く、湯船にしっかり浸かる──。
そんな小さな「ゆるめる時間」を日々の中に取り入れていきましょう。
また、パートナーとの会話もとても大切です。
「私は不安」「もっと協力してほしい」と正直に伝えることで、妊活は“ふたりのもの”になります。
焦る気持ちに寄り添いながら、自分を守っていきましょう。
3.婦人科受診やブライダルチェックは“未来への投資”
「まだ妊活を始めたばかりなのに、病院に行くのは早いかな?」
そんなふうに感じる方も少なくありません。
でも、婦人科の受診や、ブライダルチェックは「安心して妊活を続けるための準備」です。
とくに、生理が毎回遅れる、排卵の有無が不明、といった状態の場合、
ホルモンバランスが整っていないことが背景にあることもあります。
婦人科では、血液検査や内診でホルモンの状態、子宮や卵巣の様子を調べてもらえます。
必要に応じて、軽いホルモン治療で排卵のリズムを整えることも可能です。
また、旦那さんにも「精液検査」を受けてもらうことで、より正確に妊活の方針が見えてきます。
ブライダルチェックは「問題を見つけるため」ではなく、「安心して妊活を進めるため」に受けるもの。
病院に行くことを、どうか怖がらないでください。
知ることは、あなたの力になります。
まとめ|焦らず、でも立ち止まらずに進もう
妊活は、結果が見えにくく、感情の波がとても大きいもの。
排卵のズレやリセットが続くと、心が疲れてしまうのも当然です。
でも、排卵がズレることも、生理が遅れることも、実はよくあること。
それを「ダメなこと」と思わずに、自分の身体を知るチャンスに変えていきましょう。
「早く授かりたい」という気持ちは、あなたの中にある大切な願い。
その気持ちを大切にしながら、焦らず、でも立ち止まらずに。
必要なら婦人科の力も借りながら、あなた自身のペースで歩んでいきましょう。
妊活は孤独な戦いではありません。
私も、あなたのそばでずっと応援しています。
どんな未来でも、きっとあなたらしい“しあわせな家族”に繋がっていきますように。
- 排卵日はアプリ通りとは限らない
- 生理不順は妊活初期によくある悩み
- 基礎体温と排卵検査薬でリズムを把握
- 「早く授かりたい」気持ちは自然なこと
- 焦りすぎると心と体に負担がかかる
- 婦人科受診は早めの対応がカギ
- ブライダルチェックは夫婦で受けるのがおすすめ
- 妊活はひとりで抱え込まないことが大切
- 自分のペースで前向きに進むことが大事

