妊娠を望んでいるのに「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と診断され、さらに「子宮が大きい」と言われた…。
未来のお母さんとしては、不安でいっぱいになりますよね。
この記事では、出産時のリスクや不安について、医学的な情報と心のサポートの両面から丁寧に解説いたします。
- 多嚢胞性卵巣症候群と子宮肥大の基礎知識
- 出産時に出血リスクが高まる理由と対策
- 妊娠に向けて体質を整えるための具体的な方法
はじめに
「赤ちゃんが欲しい」と思って婦人科を受診したら、
「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と診断され、
さらに「子宮が大きいですね」と言われた。
――こうした言葉を医師から告げられると、不安で胸がいっぱいになりますよね。
とくに出産時のことまで考えると、「出血がひどくなるのでは?」
「妊娠しても無事に出産できるの?」と心配になる方も多いのではないでしょうか。
でも、どうか安心してください。
このページでは、PCOSと子宮が大きい状態が妊娠・出産にどのような影響を与えるのか、
そして、どんな準備や対策ができるのかを、わかりやすくお伝えしていきます。
わたし自身も、不妊や妊活で悩む多くの方に寄り添ってきた経験から、
「少しでも安心して前を向けるように」と願いを込めて、この記事を書いています。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵がうまくいかなくなる女性ホルモンのバランス異常で、
不妊の原因の一つとしてよく知られています。
実は、妊娠を望む女性の10人に1人がこのPCOSと診断されるとも言われており、
決して珍しい病気ではありません。
PCOSの主な症状
- 月経不順(生理が来ない/周期が長すぎる)
- にきびや体毛が濃くなるなどの男性ホルモン優位の症状
- 卵巣に小さな卵胞(卵の袋)がたくさん見られる
なぜ妊娠しにくくなるの?
本来なら毎月1個の卵子が成熟し、排卵されるはずが、
PCOSの場合、卵胞がたくさんあるのにうまく排卵しない、という状態になります。
つまり、「卵子はあるのに排卵できない」ことが、妊娠しづらさにつながってしまうのです。
希望はある!PCOSは改善できる症状です
生活習慣の見直しや、血糖値を安定させる食事、漢方、当院の「子宝ケア」のような方法など、
体質改善により排卵が自然に起きるようになったケースも少なくありません。
あなたの身体には、まだまだ可能性があります。
「子宮が大きい」とはどういうこと?
婦人科で「子宮が大きいですね」と言われると、
「え?普通じゃないの?」と戸惑ってしまいますよね。
でも、まず知っておいてほしいのは、
「子宮が大きい=すぐに何か重大な異常がある」というわけではないということです。
医学的に見た「子宮肥大」の定義
通常、妊娠していない状態の成人女性の子宮の大きさは、
縦約7〜8cm、横約4〜5cm、厚さ約2〜3cmほどとされています。
それよりも大きいと、医師から「子宮が大きいですね」と言われることがありますが、
個人差も大きく、必ずしも病的というわけではありません。
子宮筋腫との関係性
「子宮が大きい」と言われた場合、
最も多い原因のひとつが子宮筋腫です。
子宮筋腫は良性の腫瘍で、30代〜40代の女性に多く見られます。
大きさや場所によっては、妊娠や出産に影響を与えることがあります。
ただし、すべての筋腫が妊娠の妨げになるわけではありません。
多くの方が筋腫を持ちながらも、無事に妊娠・出産をされています。
子宮の大きさと妊娠・出産への影響
子宮が大きいことによって懸念されるのは、以下のような点です。
- 子宮内膜が厚くなりにくい場合、着床に影響することがある
- 筋腫などが胎児の成長スペースを圧迫する可能性
- 出産時に子宮収縮が弱まりやすく、出血が増える可能性
とはいえ、これらはあくまで「可能性」の話であって、
実際にはまったく問題なく経過する方もたくさんいらっしゃいます。
大切なのは、自分の身体の状態を正しく把握し、
焦らずに適切なケアを続けていくことです。
PCOSと子宮が大きい状態が重なるとどうなる?
「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と「子宮が大きい」という2つの状態が重なると、
妊娠や出産にどのような影響があるのか、不安になりますよね。
それぞれ単体でも妊娠しにくさの原因になり得るものですが、
重なったからといって、必ずしも妊娠できないわけではありません。
ここでは、それぞれの症状がどう関わり合うかを、分かりやすく解説します。
ホルモンバランスへの影響
PCOSは、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)と
男性ホルモン(アンドロゲン)のバランスが乱れることで起こります。
一方、子宮が大きくなる原因として多い子宮筋腫も、
エストロゲンの影響を受けて大きくなりやすい傾向があります。
つまり、どちらの症状も「ホルモンバランスの乱れ」と関係が深いため、
体内環境を整えることが非常に大切なのです。
排卵・着床・妊娠継続への影響
PCOSによって排卵がうまくいかない、
子宮が大きいために内膜環境が整いにくい…。
このような状態だと、妊娠の「スタートライン」に立つまでに
少し時間がかかる場合があります。
しかし、適切なアプローチを続けることで、
排卵を促し、子宮内膜を整え、妊娠に近づくことは十分に可能です。
医師がどのような視点で診断・判断しているか
医師は以下のような点を総合的に見て、あなたに合った治療法を提案してくれます。
- ホルモン値(LH、FSH、エストロゲンなど)
- 卵巣のエコー所見(多嚢胞性の有無)
- 子宮の大きさや筋腫の有無、内膜の状態
- 月経周期や過去の妊娠歴
「重なっているから難しい」と決めつけず、
あなたにとって最適な方法を一緒に見つけていきましょう。
出産時のリスクと「出血がひどい」って本当?
「子宮が大きいと出産時に出血がひどくなる」と聞くと、
とても怖く感じてしまいますよね。
実際にはどうなのか、出産にまつわるリスクとその対策について解説していきます。
子宮が大きい=出血リスクが高いのか?
出産時に多くの出血が起こる主な理由は、
「子宮がうまく収縮しないこと」によるものです。
子宮が大きくなっていると、筋肉の収縮力が弱まる可能性があり、
その結果、出産後に子宮が戻りにくくなって出血が増えることがあります。
とはいえ、子宮の大きさだけが原因とは限らず、
体質や出産の進み具合、胎盤の位置なども関係してきます。
出産時の出血に関係する要因
出血量が増える要因には、次のようなものがあります。
- 胎児が大きく、子宮が過度に伸びている
- 分娩時間が長くなった(微弱陣痛など)
- 胎盤が癒着している(癒着胎盤)
- 帝王切開による手術的出血
- 多胎妊娠や羊水過多など
これらはあくまで「可能性」の話であり、
出産前の健診でしっかりとリスク管理が行われますので、
必要以上に心配する必要はありません。
子宮収縮との関係と産後のリスク
出産後に子宮がしっかり収縮しないと、
「産後出血」というリスクが高くなります。
このリスクを下げるために、
医療現場では出産直後に子宮収縮剤(オキシトシンなど)を使ったり、
子宮マッサージを行ったりして対応します。
また、普段から骨盤周辺の血流を良くしておくことで、
子宮の筋肉の働きをサポートすることもできます。
妊娠中から意識して体を温めたり、無理のない範囲で運動を取り入れるなど、
「出産の準備」は今からでもできるのです。
心配しすぎないためにできること
PCOSや子宮の大きさなど、いくつもの不安を抱えると、
「私には妊娠できないんじゃないか」と思ってしまうこともありますよね。
でも、そう感じてしまうのは、あなただけではありません。
同じように悩み、少しずつ前に進んでいる方がたくさんいらっしゃいます。
ここでは、心と体の両面から、今日からできる「安心のための妊活習慣」をご紹介します。
自然妊娠の可能性はゼロではない
PCOSであっても、子宮が大きくても、
自然妊娠に至ったケースは数多く報告されています。
医師から「治療が必要」と言われたとしても、
まずは生活習慣を整え、基礎体温を見直し、
排卵を促すような体作りをしていくことで、自然妊娠につながる可能性も。
「今できること」に目を向けて、一歩ずつ進めば大丈夫です。
漢方や整体など体質改善の選択肢
病院での薬物療法に抵抗がある方は、
漢方や整体、鍼灸といった東洋医学的アプローチも有効です。
とくに骨盤内の血流を促進し、自律神経を整える施術は、
ホルモンバランスを自然な形で調整する力が期待できます。
体質改善は時間がかかるものですが、
身体の根本から整えることが、妊娠しやすい体づくりの土台になります。
あなたの身体に合った妊活法を見つけるために
インターネットやSNSには、いろいろな情報があふれています。
でも、それが「あなたにとって本当に必要な情報」とは限りません。
自分の体の声に耳を傾けながら、
信頼できる専門家と一緒に、あなたに合った妊活スタイルを見つけていきましょう。
妊活は、「自分を知る旅」でもあります。
焦らず、比べず、あなたのペースで歩んでいきましょう。
私たちができるサポートと想い
加賀整骨院では、これまでに数多くの女性が
PCOSや子宮筋腫などの症状を乗り越えて、
新しい命を迎えるお手伝いをしてまいりました。
医療とはまた違った「手当て」の力、
それが整骨・整体の本質だと、私は思っています。
PCOSや子宮肥大で悩む方への寄り添い
ホルモンの乱れや血流の滞りは、
決して本人の努力不足ではありません。
しかし、日々の生活や姿勢、ストレスなどによって
少しずつ身体は変化し、妊娠力にも影響を与えていきます。
当院では、そうした一人ひとりの背景に寄り添いながら、
妊娠しやすい身体づくりをサポートしています。
妊娠だけでなく、その先の“元気な出産”まで見据えたケア
妊娠はゴールではありません。
赤ちゃんを元気に産み、抱きしめるところまでが「妊活」だと私は思っています。
だからこそ、妊娠後のマタニティケアや、
産後の骨盤調整まで、しっかりと寄り添わせていただきます。
妊活に悩むあなたへ届けたいメッセージ
「赤ちゃん、来てくれるかな?」
そんな思いで毎日を過ごしているあなたへ。
身体は、ちゃんと応えてくれます。
時間はかかるかもしれません。
でも、あなたが諦めない限り、可能性は消えません。
私たちは、あなたの“全員が大成幸”を心から願っています。
まとめ:あなたの妊活は、まだ始まったばかり
「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と診断され、
さらに「子宮が大きい」と言われると、
不安でいっぱいになるのは当然のことです。
しかし、それは「妊娠できない」という宣告ではありません。
むしろ、ご自身の体と向き合うチャンスでもあるのです。
体質を整え、心の緊張をゆるめて、
妊娠力を引き出していくことは、今日からでも始められます。
妊活は、ひとりで抱え込むものではありません。
私たちのような専門家と一緒に、前を向いて歩んでいきましょう。
未来のあなたが、笑顔で赤ちゃんを抱きしめられますように。
心から応援しています。
- PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は排卵障害が主な特徴
- 子宮が大きい原因には筋腫などが関与することも
- PCOSと子宮肥大が重なると妊娠までに時間がかかる場合も
- 子宮の収縮力が弱まると出産時の出血リスクが高まる
- 漢方や整体などによる体質改善で妊娠力を高められる
- 自然妊娠の可能性はゼロではないので希望を捨てない
- 医師や専門家と連携し自分に合った妊活を見つける
- 妊娠だけでなく元気な出産を見据えたケアが重要
- 整骨院でも妊娠しやすい身体づくりをサポート可能

