生理周期・PMS・更年期…女性特有の肩こり、腰痛は“血流とホルモン”のサインだった!

生理痛
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生理周期やPMS(生理前症候群)、更年期…。
女性の身体はホルモンの影響を受けて、日々変化しています。
その変化の中で、肩や腰に痛みを感じる女性はとても多いのです。

「肩こりや腰痛は、ただの疲れではありません。」
それは、身体が“ホルモンバランスや血流の乱れ”を通して出している小さなサインかもしれません。

私が整骨院で施術をしていて感じるのは、女性の肩こり・腰痛には、筋肉だけでなく、自律神経とホルモンのリズムが深く関わっているということです。
今回は、女性特有の肩こり・腰痛の仕組みと、心も体もラクになるためのヒントをお伝えします。

この記事を読むとわかること

  • 女性特有の肩こり・腰痛が起こる身体の仕組み
  • 生理周期や自律神経の乱れによる痛みの特徴と対処法
  • マッサージや温活で血流を整え、身体をラクにする方法
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女性特有の肩こり・腰痛とは?男性との違い

男性にも肩こりや腰痛はありますが、女性のそれとは少し違います。
男性の多くは「筋肉疲労」や「姿勢の崩れ」が主な原因です。

一方、女性の場合は、ホルモンの変動・冷え・自律神経の乱れが密接に関係しています。
特に、生理周期や妊活、更年期といった“ホルモンの波”の中では、筋肉の柔軟性や血流が変化しやすくなります。
つまり、女性の肩こりや腰痛は、身体が内側から変化しているサインなのです。

「肩こりや腰痛が続いてつらい」と感じた時、まずは“自分を責めない”こと。
それはあなたの頑張りが身体に現れているだけなのです。

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生理周期と肩こり・腰痛の関係|排卵期・PMS期・生理中の変化

生理周期の中で、肩や腰の痛みが強くなる時期はありませんか?
それには、女性ホルモンの変化が深く関係しています。

排卵期には、エストロゲンが妊娠に適した身体へと変えていくため、筋肉がやや固くなりやすくなります。
その結果、脊髄を圧迫し、首や肩の痛みを感じやすくなるのです。
この痛みは、脊柱起立筋を通じて下へと降りていき、背中、腰、お尻、足にまで広がっていくこともあります。

PMS期には、むくみや血流の低下が起こりやすく、肩や腰の重だるさが増します。
この時期はイライラや倦怠感も出やすく、筋肉がこわばる傾向があります。

生理中は、身体が冷えやすく、貧血傾向も加わって筋肉が硬直しやすくなります。
その結果、血流が滞り、痛みが強く出ることもあります。

生理周期に合わせて身体の反応を観察することで、痛みの波を予防するケアができるようになります。

更年期に多い肩こり・腰痛の原因は“自律神経の乱れ”

年齢を重ねるにつれて、肩や腰のこりが強くなったり、以前より疲れが取れにくくなったと感じる方は多いでしょう。
その大きな要因のひとつが、自律神経の乱れです。

自律神経は、私たちの身体のリズムをコントロールしてくれる存在。
ところが、仕事や家庭でのストレス、睡眠不足、身体の冷えなどが続くと、交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)の切り替えがうまくいかなくなります。

その結果、筋肉がこわばり、血流が悪くなり、肩や腰の痛み・だるさ・重さが慢性的に続いてしまうのです。

この時期に大切なのは、「頑張って動かす」ことよりも、呼吸を深くして、身体を休ませる時間を持つこと
短時間でも、ゆったりとお風呂に浸かる、ストレッチをする、深呼吸を意識するだけで、自律神経が整いやすくなります。

自分のペースで無理をせず、“リズムを取り戻すこと”。
それが、更年期の肩こり・腰痛をやわらげる第一歩になります。

マッサージは効果的?“痛気持ちいい”がカギ

「マッサージをしてもらうとラクになるけれど、すぐ戻ってしまう」
そう感じたことはありませんか?

マッサージは一時的なものではありますが、血流を促し、筋肉の深部に酸素を届けるという点で非常に効果的です。
特に、適度な刺激でツボに触れることで、身体が反応し、血の巡りが良くなるのを感じる方も多いでしょう。

「強すぎるのはよくない」と言われることもありますが、“痛気持ちいい”くらいの刺激が最も効果的な場合もあります。
ツボにしっかりと届く感覚があると、筋肉が緩みやすく、コリが取れやすくなります。

マッサージの後は、温めて血流をさらに促すのがポイント。
首・肩・腰を温タオルなどで温め、深呼吸を繰り返すことで、緊張がほぐれ、リラックス効果が高まります。

「痛いけれど気持ちいい」――それは、身体がほぐれていくサインです。
心地よい刺激で、自分の身体をゆっくり解きほぐしてあげましょう。

肩こり・腰痛を悪化させる生活習慣

痛みがなかなか良くならない時、実は日常生活の中に原因が隠れていることがあります。

  • 長時間のデスクワークやスマホ操作
  • 冷房による冷えや、締め付けの強い服装
  • ストレスや緊張による自律神経の乱れ
  • 睡眠不足や無理なダイエットによるエネルギー不足

こうした習慣が続くと、筋肉が常に緊張し、血の巡りが悪くなってしまいます。

特に女性は、冷えに敏感で、血流が滞ると痛みを感じやすくなります。
小さな工夫――例えば「膝掛けを使う」「1時間に一度立ち上がる」などの習慣でも、身体は少しずつ変わっていきます。

身体に優しい生活リズムを意識することが、肩こり・腰痛を防ぐ第一歩です。

血流とホルモンを整える“女性のための自然ケア”

女性の身体はとても繊細で、心や環境の変化にも敏感に反応します。
だからこそ、「無理に頑張ること」よりも、「ゆっくり整えること」が大切です。

肩こりや腰痛を軽くするために、日常生活の中でできる自然なケアをいくつかご紹介します。

① 骨盤と肩甲骨を意識したストレッチ

姿勢の要である骨盤と、肩こりの要因となる肩甲骨。
この2つをやさしく動かすことで、血流が一気に巡りやすくなります。
朝起きたときやお風呂上がりに、肩をぐるぐる回したり、骨盤をゆっくり前後に動かすだけでもOKです。
「気持ちいい」と感じる動きが一番効果的です。

② 温活で冷えを防ぐ

冷えは、女性の敵ともいえる存在。
湯船にしっかり浸かる、腹巻や温湿布を使う、寝る前に白湯を飲む――
どれも簡単ですが、続けることで体温が上がり、血流が良くなります。
身体が温まると筋肉も緩み、肩や腰のこりも自然と和らぎます。

③ 食事と睡眠を整える

忙しい女性ほど、食事を抜いたり、睡眠を削りがちです。
でも、ホルモンも血流も、エネルギーがあってこそスムーズに働きます。
特におすすめなのは、たんぱく質と鉄分をしっかり摂ること。
豆腐、納豆、赤身肉、青菜、そして海藻などを意識して食べてみましょう。
睡眠は「長さ」より「質」が大切。寝る前にスマホを手放して、ゆっくり呼吸を整えるだけでも違います。

④ 深呼吸とセルフマッサージで自律神経を整える

肩や首のこりを感じたら、その場でゆっくり深呼吸をしてみましょう。
呼吸が深くなると、副交感神経が働き、全身の緊張が解けていきます。

また、指の腹で肩や腰を軽く押すだけのセルフマッサージもおすすめです。
「ここが気持ちいい」と感じるところを優しく押してみると、自然と血流が回復していきます。
毎日の小さな習慣が、あなたの身体を少しずつ変えていきます。

整骨院でできる「体質から整える」ケア

当院では、固くなっている全身の筋肉を丁寧にほぐし、血流が整うよう促す施術を行っています。
血流が改善されることで、身体の機能が自然に働き出し、ホルモンがしっかり作用することが期待できます。

骨盤や肩、腰のバランスを整えることを目的にしているわけではありませんが、結果的に自然と整っていくことが多いです。
施術後には「身体が軽くなった」「眠りが深くなった」という声もよくいただきます。

10代から50代まで、幅広い年代の女性が来院されており、
それぞれのライフステージに合わせた施術を心がけています。
妊活中や更年期の方でも、安心して受けていただける内容です。

まとめ|肩こり・腰痛は身体からのメッセージ。ゆっくり整えていきましょう

肩や腰の痛みは、あなたの身体が「少し休んで」と伝えてくれているサインです。

マッサージや温めで血流を促し、ストレッチで身体をやわらかくしていくことで、
女性の身体は本来のリズムを取り戻していきます。

痛みを通して、自分の身体の声を聴く――それが、健康への一番の近道です。

頑張り屋のあなたにこそ、伝えたい言葉があります。
「無理をせず、少しずつ、整えていけばいい」

肩こりや腰痛をきっかけに、自分の身体を大切にする時間を作ってみませんか?
あなたの身体は、きっと応えてくれます。

この記事のまとめ

  • 女性の肩こり・腰痛はホルモンや血流の変化が関係
  • 排卵期には筋肉が固くなり、痛みが首から腰へ広がる
  • PMS期・生理中は冷えやむくみで痛みが強まりやすい
  • 更年期の痛みは自律神経の乱れが主な原因
  • マッサージは“痛気持ちいい”刺激で血流を促進
  • 冷えやストレス、姿勢の悪さも悪化要因になる
  • 温活やストレッチ、深呼吸で身体を内側から整える
  • 整骨院では全身の筋肉をほぐし、血流を改善
  • 肩や腰の痛みは身体からの「休んで」のサイン
  • 無理をせず、自分のリズムを取り戻すことが大切
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