AMHとは「抗ミューラー管ホルモン」の事です。妊娠7週までは胎児に男女差はありませんが、AMHの作用によって、ミュラー管を消失させ、男の子になります。作用しなければ、ミュラー管が発達し、卵管、子宮、膣へと分化していきます。そういうホルモンです。胎生期より産生が確認され,思春期に最最高濃度に達し、加齢に伴い徐々に減少し,閉経後には検出されなくなるので、AMH値は卵巣内の卵子数と相関すると考えられています。
当院に来院されていた方で、AMH値が0でも、男の子を授かった方もいるし、40代でAMH値が物凄く高くても、女の子を授かった方もおられます。
全く、気にする事はありません。体外受精の誘発法の参考程度と思っていて下さい。
「閉鎖卵胞で卵が育たない」と言っても、毎月1000個以上の卵胞があり、その中から、自然だと1個しか成熟卵胞に育たないので、999個以上が閉鎖卵胞となります。育ち過ぎてしまったのでしょう。卵子が出来ないのなら、FSHが卵巣に充分届いていない等の別の理由があるのでしょう。食事制限などの生活習慣の改善やサプリなどで良くなる事はあまり考えられませんが、当院で施しているようなやり方のマッサージなら、改善の効果が期待できます。自律神経を整えて、骨盤内に新鮮な血液が流れる身体にしましょう。