高温期に温めても受精卵は死なない?

妊活に対する疑問
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卵子がダメになると聞いたのですが

Q : 高温期や着床の可能性があるときに、サウナドームやよもぎ蒸しで温めても、妊娠率は下がりませんか?

タンパク質の変性が起こって卵子がダメになると聞いたのですが。

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心配ありません

A:

高温期になってから温めすぎると精子と受精卵に負担がかかってしまうか不安

という質問もあり、以前もブログに書いた事がありますが、生物の身体には恒常性(homeostasis)という機能があり、、その体内環境を一定の状態に保ちつづけようとする機能があります。これにより、ヒトの体内の温度は、35.5~36.5℃に保たれます。生理のある時期の女性の場合は上下するものの、月平均すると、この範囲に収まります。そうでない場合は病気という事です。

もちろん、皮膚の表面は氷に触っていれば冷たくなるし、熱いお湯に浸かっていれば熱くなりますが、内臓のある所の温度は一定です。表皮→真皮→皮下組織→筋膜→骨格筋→筋膜→骨格筋→平滑筋→骨膜→骨などを経て、内臓に辿り着きます。つまり、卵巣や子宮は表面からかなり深いところに存在しているので、外気温の影響を受けません。

昔から、よくこういう相談をいただきましたが、問題ありません。お気になさらないで下さい。

ドクターたちなら、噴き出してしまうような話ですから。

 

 

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