「子宮内膜症」と診断されて、不妊になるかもしれない…と不安になっていませんか?
多くの女性が抱えるこの病気は、生理痛などの辛さだけでなく、将来の妊娠にも影響することがあるため、心配になるのも当然のことです。
でも、子宮内膜症があっても自然妊娠できる可能性は十分にあります。
この記事では、子宮内膜症が妊娠にどのような影響を与えるのか、どんな対処法があるのか、そして医師任せにしない「あなた自身でできるケア」まで、詳しくわかりやすく解説していきます。
妊娠を望むすべての女性が、安心して一歩を踏み出せるように──。あなたの心に寄り添いながら、お伝えしていきます。
この記事を読むとわかること
- 子宮内膜症が不妊につながるメカニズム
- 病期(ステージ)ごとの自然妊娠の可能性
- 排卵誘発・手術・体外受精など医療的対処法
- 整体マッサージなど補助ケアの重要性と効果
- 妊娠率を上げるために今すぐできる生活改善
- 妊活において専門家に相談するベストなタイミング
1. 子宮内膜症とは?まずは基本を押さえよう
子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にだけ存在するはずの「子宮内膜」に似た組織が、卵巣や腹膜、腸の表面など、子宮以外の場所にできてしまう病気です。
この異所性の組織は、生理のたびに剥がれ落ちようとしますが、体外に排出されることがないため、周囲に炎症や癒着を引き起こしてしまいます。
主な症状には以下のようなものがあります:
- 激しい生理痛(鎮痛剤が効かないことも)
- 排卵期の下腹部痛や腰痛
- 性交痛(性行為のときに痛みを感じる)
- 慢性的な骨盤痛や背中の痛み
- 不妊(妊娠しにくい)
子宮内膜症は、日本人女性のおよそ10人に1人がかかると言われるほど、身近な病気です。
中にはほとんど症状がない人もいるため、「まさか自分が」と思う方も多く、診断が遅れることもしばしばあります。
しかし、この病気の真の怖さは「不妊との関係」にあります。
2. 子宮内膜症は不妊の原因になるの?そのメカニズム
「子宮内膜症があると妊娠しにくくなる」──これは多くの医師が指摘する事実です。
実際、子宮内膜症を持つ女性のうち、約30~50%が不妊に悩んでいるとされており、不妊症全体の25~50%が内膜症に起因している可能性があるといわれています。
では、なぜ子宮内膜症は妊娠を難しくしてしまうのでしょうか?そのメカニズムは複数あります:
- 骨盤内の癒着:炎症が繰り返されることで、卵管や卵巣が癒着し、排卵された卵子がうまく卵管に取り込まれなくなる。
- 卵巣のチョコレート嚢胞:卵巣の中に古い血液がたまった嚢胞ができ、卵子の質が低下したり、排卵自体が妨げられたりする。
- 子宮内の炎症環境:着床に必要な子宮内膜が整いにくくなり、受精卵がうまく育たない。
- 性交痛によるタイミングの減少:性行為の際に強い痛みがあることで、妊娠の機会そのものが減ってしまう。
これらが複合的に作用することで、妊娠しづらい身体になってしまうのです。
しかし、すべての子宮内膜症患者が妊娠できないわけではありません。
3. 病期別 妊娠しやすさの違い
子宮内膜症はその進行度に応じて、ステージⅠ(軽度)〜ステージⅣ(重度)の4段階に分類されます。これは病変の広がりや癒着の程度によって判断されます。
そして、この病期によって自然妊娠の可能性も大きく変わってくるのです。
■ ステージⅠ・Ⅱ(軽度)
病変が比較的小さく、癒着も少ない状態です。この段階では、約50%の方が自然妊娠できるとされています。
生理痛などの症状はあるものの、卵管の通過障害や卵巣機能への大きな影響が少ないため、妊娠の可能性は比較的高いと言えるでしょう。
■ ステージⅢ・Ⅳ(中等度〜重度)
この段階になると、卵巣チョコレート嚢胞の形成や、子宮・卵巣・腸などの間に強い癒着が生じているケースが多くなります。
自然妊娠の確率は25%以下とも言われ、タイミング法や人工授精だけでは難しいことも。
ただし、適切な治療とサポートがあれば、妊娠は十分に可能です。
つまり、「今の自分がどの段階なのか」を知ることが、妊活の第一歩になります。
そして、ステージに応じた対応をしていくことが、妊娠への近道でもあるのです。
4. 子宮内膜症性不妊への対処法
子宮内膜症と診断されても、妊娠をあきらめる必要はありません。
医療技術の進歩により、状況に応じたさまざまな治療法が確立されています。
ここでは、代表的な対処法を3つに分けてご紹介します。
4-1. 排卵誘発+タイミング法/人工授精(IUI)
比較的症状が軽いステージⅠ・Ⅱの場合、まずは排卵を促す薬(クロミフェンなど)を使って排卵日を調整し、自然妊娠を目指す方法が取られます。
性交のタイミングを医師の指導のもと合わせる「タイミング法」や、精子を子宮に注入する「人工授精(IUI)」も併用されることが多いです。
初期段階の方や比較的若い年齢の方には、有効な選択肢といえます。
4-2. 腹腔鏡手術による癒着や嚢胞の除去
卵巣チョコレート嚢胞が大きくなっていたり、骨盤内に強い癒着が見られる場合は、腹腔鏡による手術が検討されます。
癒着を剥がすことで卵管の通りを改善したり、卵巣の機能回復が期待されるケースもあります。
ただし、手術によって卵巣の予備能力(AMH値)を下げてしまう可能性もあるため、術後の妊活方針は慎重に検討すべきです。
4-3. 体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)
ステージⅢ・Ⅳの方や、上記の方法で結果が出なかった場合は、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)といった高度生殖補助技術が有効です。
癒着や卵巣機能の問題を回避し、質のよい卵子を採取して受精・胚移植できる点で、大きな可能性をもたらします。
もちろん、精神的・身体的・経済的な負担も伴いますが、必要に応じて検討すべき選択肢です。
そして、医療に頼るだけでなく、次章で紹介する「身体の内側から整えるケア」も非常に大切です。
5. 医師に頼りすぎない補助ケア:できることを自分で
妊活は、病院の治療だけがすべてではありません。
実際に、当院では子宮内膜症を抱えながらも自然妊娠を実現された方が何十人もいらっしゃいます。
その鍵となったのが、体の内側から整える補助的なケアです。
■ 整体マッサージ・骨盤調整の力
子宮内膜症は、骨盤内の血流が滞ることで症状が悪化しやすい傾向があります。
そこで当院では、骨盤内臓器(子宮・卵巣)への血流を改善する整体マッサージを行っています。
このアプローチにより、生理痛が軽減されるだけでなく、卵子の質や排卵機能の改善にもつながるのです。
マッサージを受けながら、「体がぽかぽかしてくる」「お腹が軽くなる」と感じた方も多数いらっしゃいます。
継続的に施術を受けることで、身体の冷えやホルモンバランスの乱れも整い、結果として妊娠率が高まっていきます。
■ ストレスケアと心の整え方
子宮内膜症はストレスとの関係も深く、ストレスが炎症を悪化させることもあります。
呼吸を整える瞑想、ゆったりとしたヨガ、趣味に没頭する時間──これらも立派な妊活です。
■ 食事の見直し
地中海式食事法(野菜・魚・ナッツ・オリーブオイル中心)や、オメガ-3脂肪酸(青魚や亜麻仁油)、ビタミンC・E、マグネシウム、亜鉛の摂取は、子宮内膜症の炎症を抑える効果があるとされています。
加工食品や砂糖を控え、体に優しい食生活を心がけましょう。
■ サプリ・漢方・ハーブ療法
最近では、クルクミン(ウコンの主成分)や緑茶ポリフェノールなど、抗炎症作用のある天然成分が注目されています。
また、当帰芍薬散などの漢方薬も、骨盤内の血流を促進し、冷えやホルモンバランスの改善に寄与するといわれています。
「できることはすべてやりたい」──そう思ったとき、あなたの選択肢は決して一つではありません。
子宮内膜症を抱えていても、症状が軽い場合や生理が順調にきていると、「もう少し様子を見てみようかな…」と考えてしまう方も多いでしょう。
ですが、妊娠を望んでいるなら、「様子見」よりも「早めの相談」が未来の選択肢を広げてくれます。
こんなときは専門家への相談を検討しましょう:
- 生理痛が年々ひどくなってきた
- 性交痛があり、妊活のタイミングが取りづらい
- 1年以上妊活しているが妊娠しない
- チョコレート嚢胞があると診断された
- 30代後半で妊娠を希望している
婦人科や不妊専門クリニックでは、超音波検査・MRI・血液検査(CA125など)を用いて、内膜症の診断や進行度を見極めます。
また、年齢や症状に応じた治療計画も立ててくれるため、「妊娠への道筋」が明確になります。
そして何より大切なのは、信頼できる専門家との“二人三脚”で進めていくこと。
体の声に耳を傾け、自分自身の選択に自信を持てるようになると、妊娠へ向かう道はより確かになります。
まとめ
子宮内膜症──それは決して珍しい病気ではなく、多くの女性が密かに悩んでいる身近な存在です。
そしてその症状が、不妊という人生の節目にも影響を及ぼすことがあるからこそ、不安を感じるのは当然のこと。
ですが、忘れないでください。
子宮内膜症があるからといって、必ずしも妊娠できないわけではありません。
進行度を見極め、適切な医療と補助ケアを組み合わせれば、自然妊娠の可能性は十分にあるのです。
実際に、当院では子宮内膜症と向き合いながら、整体マッサージや体の調整によって何十人もの女性が赤ちゃんを授かってきました。
それは、病気を悲観せず、「今できること」を丁寧に積み重ねてきた結果なのです。
あなたの心と身体に、今一度優しく向き合ってみてください。
そして、不安なときは、信頼できる誰かに相談する勇気を持ってください。
“全員が大成幸!”──そう願う私は、あなたの笑顔と新しい命の誕生を、心から応援しています。
この記事のまとめ
- 子宮内膜症は女性の約10人に1人が抱える病気で、不妊の原因になることもあります。
- 癒着や卵巣機能の低下、性交痛などが妊娠に影響する主な要因です。
- 病期(ステージ)によって自然妊娠の可能性が異なり、適切な医療対応が重要です。
- 排卵誘発法・腹腔鏡手術・体外受精など多様な選択肢があり、症状に応じて使い分けることが必要です。
- 整体マッサージや食事・ストレスケアなど、自分でできる補助ケアも妊娠率の向上に効果的です。
- 早期の相談と信頼できる専門家との連携が、妊娠への大切な一歩になります。

