卵管造影検査で「卵管狭窄あり」と言われた時、多くの女性が頭を抱えます。
「私は自然妊娠できるの?」「すぐにFT手術が必要なの?」「通水治療って効果あるの?」——不安と迷いでいっぱいになる気持ち、とてもよく分かります。
でも、安心してください。あなたの体にはまだまだ妊娠する力が残っています。
本記事では、通水治療とFT手術の違い、そして卵管狭窄でも自然妊娠が可能な理由について、妊活アドバイザーとして心を込めてお伝えします。
- 卵管狭窄でも自然妊娠が可能な理由
- 通水治療とFT手術の違いや選択のポイント
- 妊娠に向けて今日からできる具体的な行動
卵管造影検査で「卵管狭窄」と診断されるとは?
卵管狭窄とは、卵管の通り道が狭くなっている状態で、卵子や精子、受精卵の通過がしにくくなることを意味します。閉塞とは違い、完全に詰まっているわけではありません。
しかし、卵管は左右に2本あります。
多くの方が「排卵は左右交互」と思いがちですが、実は柔軟に片方ばかりで排卵が起こることもあります。
また、片側がダメでも反対側の卵管が正常であれば、もう一方の卵巣で起きた排卵をカバーして受精・着床が可能です。
実際に、当院には「卵管狭窄」と診断されながら、通水治療や手術をせずに自然妊娠された方が数十人もいらっしゃいます。
ですので、「狭窄あり」と言われても、すぐに妊娠を諦める必要はまったくないのです。
通水治療とは?卵管狭窄への効果と自然妊娠の可能性
通水治療とは、生理食塩水などを子宮から卵管へ流し込むことで、軽度の癒着や狭窄を改善し、通過性を高めようとする方法です。
排卵直前に行うことで、卵管の流れがスムーズになり、妊娠しやすい状態を一時的に作る効果があるとされています。
ただし、これは必ずしもすべての人に必要な治療ではありません。
実際に、当院でも通水を行わず、自然妊娠に至ったケースは多数あります。通水での改善は一時的で、必ずしも妊娠率が飛躍的に上がるわけではないというのが現実です。
「通っているなら妊娠しやすい」という医師の言葉は、希望を持って妊活を続けるための後押しとなりますが、それ以上に大切なのは、自分自身の身体を信じることかもしれません。
FT手術とは?卵管狭窄に対するアプローチとリスク
FT(卵管鏡下卵管形成術)は、卵管に細いカテーテルを通して狭窄部分を広げる手術です。再開通率が90%以上と報告されており、確かに効果のある治療法です。
ただし、手術にはリスクも伴います。
再狭窄、感染、まれに卵管穿孔などの合併症も報告されており、誰にでもすぐに適応される治療ではありません。また、術後に妊娠するとは限らず、一定期間の経過観察も必要です。
さらに、クリニックによって手術の経験や技術に差があるため、医師選びも重要になります。
通水治療とFT手術、どちらが妊娠への近道?
結論から言うと、通水治療もFT手術も「絶対的な正解」はありません。
あなたの年齢、卵管の状態、生活環境、妊活にかけられる時間と心の余裕——それらすべてを考慮して、最適な選択をしていくことが大切です。
当院では、まず通水治療とタイミング法を半年間試すことをおすすめしています。その間に自然妊娠される方も多く、身体に優しいアプローチとしても適しています。
もし半年経っても妊娠に至らない場合は、FT手術の適応を医師と相談してみるのが良いでしょう。
妊娠を目指すあなたへ|卵管狭窄と向き合う上で大切なこと
妊娠は、単に技術や治療だけで語れるものではありません。体の冷え、血流の滞り、ストレスや心の不安定さなど、日々の生活が大きく関係しています。
妊娠に向けて今からできることはたくさんあります:
- 体を温め、血流を良くする
- ホルモンバランスを整える生活
- ストレスを溜めない環境づくり
- パートナーとの協力・信頼関係
あなたの体の中には、ちゃんと妊娠できる力が残っています。それを引き出すお手伝いを、私たちはこれからもしていきたいと思っています。
まとめ|卵管狭窄と診断されても妊娠は可能です
卵管狭窄と診断されても、自然妊娠の可能性は十分あります。
両方の卵管が狭窄していたとしても、通水治療で通過性が改善することがありますし、そもそも片方が正常であれば妊娠できます。
あなた自身の身体の力を信じて、一歩一歩、焦らず妊活を続けていきましょう。
当院では、医学的な治療だけでなく、体と心のバランスを整える自然な妊活法を大切にしています。
ぜひご自身のリズムに合った方法で、未来の命を迎えにいってください。
- 卵管狭窄があっても自然妊娠は十分可能
- 片側の卵管が正常なら排卵は補い合える
- 通水治療は必須ではなく選択肢の一つ
- FT手術は再狭窄リスクもあり慎重な判断が必要
- 半年の通水+タイミング法で妊娠に至る例も多い
- 体の冷え・血流・生活習慣が妊娠力に影響する
- 自分の身体を信じて妊活を続けることが大切

