「妊活中なのに、甘いものがやめられない…」
そんな自分に、罪悪感を抱えていませんか?
不妊治療は、体への負担だけでなく、心へのプレッシャーも大きなものです。
「このままで妊娠できるのかな…」という不安に押しつぶされそうになりながら、周囲の妊娠報告に心がざわつき、思わず甘いものに手を伸ばしてしまう…。そんなこと、誰だってあります。
でも、甘いものが好き=妊活に失敗する、なんてことはありません。
大切なのは、「選び方」と「付き合い方」。
この記事では、妊活中でも安心して楽しめる「妊活スイーツ」の選び方や、おすすめの食べ方、具体的なスイーツレシピまでを、妊活アドバイザーである私、中村和仁が、心を込めてお伝えします。
がんばっているあなたが、少しでも自分を好きになれるように。
そして、未来の赤ちゃんを迎えるその日まで、心穏やかに過ごせるように。
どうぞ、最後までご覧ください。
- 妊活中に甘いものを控えるべき理由とその影響
- 妊娠を目指す人でも楽しめるスイーツの選び方
- 罪悪感なく甘いものと付き合うための工夫と考え方
妊活中に甘いものを控えるべき理由とは?
妊活中に「甘いものは控えたほうがいい」と言われる理由には、しっかりとした医学的・栄養学的な根拠があります。
特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方や、ホルモンバランスが乱れがちな方にとっては、甘いものとの付き合い方が、妊娠への大きな鍵になることもあるのです。
1. 血糖値の急上昇がホルモンを乱す
精製された砂糖や白い小麦粉を使ったスイーツは、血糖値を急激に上げます。
それに伴い、膵臓からインスリンというホルモンが大量に分泌されます。
実はこのインスリン、排卵に関わる女性ホルモンにも影響を与えることがあり、排卵障害やホルモンのアンバランスを引き起こす原因のひとつになるのです。
2. PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)との関係
PCOSの方は、もともとインスリン抵抗性(=インスリンが効きにくい体質)を持っていることが多いといわれています。
つまり、甘いものを食べたときに、より多くのインスリンが分泌され、その結果、排卵がうまく起きないリスクが高まってしまうのです。
これは、クロミッドや注射をしてもなかなか効果が出ない…と感じている方にも、影響している可能性があります。
3. 卵子や子宮の“質”にも影響が
高血糖の状態が続くと、体内で酸化ストレスが増え、細胞の老化を早めると言われています。
これは、卵子の質や子宮内膜の環境にも悪影響を与え、着床しにくくなったり、妊娠の維持が難しくなったりする原因にもなりかねません。
4. ストレス食い→悪循環に注意
甘いものは、心の癒しになります。でも、罪悪感と背中合わせで食べると、さらにストレスを生み、「自分はダメだ」と自己否定のスパイラルに陥ってしまうことも…。
妊活に必要なのは、体へのやさしさだけでなく、心へのやさしさでもあるのです。
だからこそ、「甘いものは全部ダメ!」ではなく、「どう付き合うか」がとても大切になります。
それでも甘いものを楽しみたい!妊活中にOKなスイーツの選び方
妊活中とはいえ、甘いものを「完全に断つ」必要はありません。
むしろ、「甘いもの=ダメ」と思い込むことでストレスが溜まり、それがホルモンバランスや自律神経に影響してしまうことも。
大切なのは、「どんな甘いものを選ぶか」。
ここでは、妊活中でも安心して楽しめる甘味の選び方を、具体的にご紹介します。
1. 精製度の低い砂糖を選ぶ
白砂糖の代わりに、てんさい糖・きび砂糖・黒糖など、自然に近い状態の砂糖を選ぶと、血糖値の上昇が緩やかになります。
これらはミネラル分も含まれているため、体にもやさしい甘さです。
2. 天然甘味料を取り入れる
妊活中におすすめの血糖値に影響しにくい甘味料として、以下のようなものがあります:
- ラカント(羅漢果)
- ステビア
- エリスリトール
これらは、砂糖のような甘さを感じつつも、血糖値をほとんど上げないという特長があります。
市販のスイーツでも「ラカント使用」などと表示されているものを選ぶと安心ですね。
3. 果物の自然な甘みを味方にする
バナナ、りんご、ベリー類など、自然の甘みを持つ果物は、妊活中にもおすすめです。
特に旬の果物には、ビタミンCや抗酸化物質が豊富で、卵子の老化予防にも役立ちます。
おやつにするなら、
- バナナヨーグルト+ナッツ
- りんごのコンポート(砂糖控えめ)
- ブルーベリー+カカオニブ
などの組み合わせがおすすめです。
4. 高カカオチョコレートを少しだけ
どうしてもチョコレートが食べたいときは、カカオ70%以上のダークチョコレートを選びましょう。
カカオにはポリフェノールが豊富で、血管をしなやかに保ったり、ストレスを和らげたりする効果も期待できます。
1日に1〜2片を目安に、「ごほうび」としてゆっくり味わってくださいね。
5. ナッツやヨーグルトを活用する
ナッツ類(アーモンド・くるみなど)や、プレーンヨーグルトは、糖質が少なく、良質な脂質やたんぱく質が豊富な食品です。
これらに少量のはちみつや果物を加えるだけで、妊活中にぴったりの「栄養たっぷりスイーツ」になります。
甘いものを“我慢”ではなく、“賢く選んで楽しむ”という考え方が、妊活中の心と体のバランスを整える鍵になります。
これなら罪悪感ゼロ!妊活中におすすめのスイーツレシピ5選
ここでは、私が実際に患者さんたちにもご紹介している、妊活中でも安心して食べられるスイーツをご紹介します。
甘いものを楽しみながら、体にも心にもやさしい、そんなレシピたちです。
1. 豆腐ガトーショコラ
卵や生クリームの代わりに絹ごし豆腐を使ったガトーショコラは、しっとり濃厚なのにヘルシー!
- カカオ70%以上のチョコレートを使用
- てんさい糖やラカントで甘みを調整
- おからパウダーを加えると食物繊維もプラス
焼き上がりは冷やして食べるのがおすすめ。鉄分やたんぱく質も補える、まさに妊活ごほうびスイーツです。
2. 米粉とバナナのもちもち蒸しパン
小麦粉を使わず、グルテンフリーの米粉と完熟バナナで作る蒸しパン。
- バナナの自然な甘さだけで満足感アップ
- 卵や豆乳を加えて、たんぱく質も補える
- ふんわりもっちり、冷めても美味しい!
時間がない朝食や、小腹が空いたときのおやつにもぴったり。
3. 抹茶とアーモンドのクッキー
抗酸化作用の高い抹茶と、良質な脂質を含むアーモンドパウダーを使ったサクホロクッキー。
- バターの代わりにココナッツオイルでもOK
- きび砂糖やラカントを使って優しい甘さに
- 一度にたくさん焼いて、冷凍保存も可能
ホルモンバランスが不安定な時期に、ほっと一息つけるお茶菓子としておすすめです。
4. ヨーグルトパフェ(はちみつ+ナッツ+ベリー)
乳酸菌たっぷりの無糖ヨーグルトに、以下をトッピング:
- アーモンド・くるみなどのナッツ類
- ブルーベリー・ラズベリーなどのベリー類
- はちみつ or メープルシロップを小さじ1だけ
たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維が摂れて、朝食や夜のデザートにも最適。
5. 高カカオチョコレート+ドライフルーツ
カカオ70%以上のダークチョコと、無糖のドライいちじく・アプリコット・デーツなどを一緒に。
チョコのほろ苦さとフルーツの自然な甘さが絶妙にマッチ。
「市販のおやつで妊活を楽しみたい!」という方に、強くおすすめしたい組み合わせです。
これらのレシピは、「我慢する」ためのものではなく、「自分を大切にする」ための甘さです。
妊活は長い道のりになることもあります。だからこそ、こうした“妊活スイーツ”で、日々のストレスをほんの少しでも和らげてあげましょうね。
甘いものとの付き合い方を見直す5つの工夫
甘いものが「体に悪い」「妊活の敵」と思い込んでいませんか?
実は、甘いものを完全に断つよりも、自分に合った付き合い方を見つける方が、長い妊活生活を前向きに過ごすカギになります。
ここでは、妊活中でも無理なく実践できる、甘いものとの上手な付き合い方を5つご紹介します。
1. 食べるタイミングは「食後」にする
空腹時に甘いものを食べると、血糖値が急上昇してインスリンが大量に分泌されます。
食後にデザートとして少量を食べることで、血糖値の上昇を緩やかに抑えることができます。
食後のコーヒータイムに、小さなごほうびスイーツを楽しむ——そんな習慣が◎。
2. 「週〇回だけOK!」とルールを決める
毎日食べてしまって自己嫌悪に陥るよりも、
「週に1~2回は好きな甘いものを楽しむ日」を決めておくのがおすすめ。
事前に決めておけば罪悪感も減り、むしろその日が楽しみになって、ストレスの軽減にもつながります。
3. 食べる順番を工夫して血糖値コントロール
実は食べる順番を意識するだけでも、体への負担を減らせます。
- 最初に:野菜やきのこ、海藻類
- 次に:たんぱく質(肉・魚・豆類など)
- 最後に:ごはん・パンなどの炭水化物+甘いもの
この順番を守ることで、血糖値の急上昇を防ぎやすくなり、インスリン分泌も安定します。
4. 甘いものの後は、軽い運動を取り入れる
どうしても「ちょっと食べすぎたかも…」という日は、食後30分以内に軽いウォーキングをしてみましょう。
筋肉を動かすことで、血中の糖分がエネルギーとして使われやすくなり、体への影響を最小限に抑えられます。
ストレス解消や気分転換にもなって、一石二鳥ですね。
5. 「完璧を目指さない」ことが最大のコツ
妊活中はつい、「○○しなきゃいけない」「○○は絶対ダメ」と自分を追い詰めがちです。
でも、80%うまくできていればそれでOK。
少し甘いものを食べても、それで全てがダメになるわけではありません。
むしろ、上手に心を満たすことで、体も整いやすくなります。
甘いものとの付き合い方は、自分自身との付き合い方。
「我慢」ではなく、「理解」と「工夫」で、前向きな妊活を続けていきましょう。
心が軽くなる、妊活中の“ごほうびスイーツ”の考え方
妊活中は、毎月やってくるリセット、まわりの妊娠報告、思うようにいかない通院の連続…。
心が疲れ切ってしまう日も、決して少なくありません。
そんな中で、ふと手に取ったスイーツが、ほっと気持ちを和らげてくれる瞬間があります。
でも次の瞬間、「また食べちゃった…」と、自分を責めてしまう。
そんな悪循環から、そろそろ抜け出しませんか?
“食べること”は、“愛すること”
スイーツはただの栄養ではありません。
心を癒し、自分をいたわるための「甘い愛情」でもあります。
それは「甘やかし」ではなく、「自己肯定感」を育てるひとつの手段。
がんばる自分に、時々やさしくしてあげることは、妊活の成功にとっても、とても大切なことです。
「ダメ」を減らして、「大丈夫」を増やす
「○○はダメ」「あれもしちゃダメ」
そんな言葉で自分を追い詰めるのではなく、
「これは大丈夫」「これなら安心」
そんなふうに、自分に許可を出していく方が、心も体も軽くなります。
たとえば、
- ラカントで作ったおやつを「安心スイーツ」として楽しむ
- 高カカオチョコを「リラックスアイテム」にする
- 甘い紅茶タイムを「ごほうび時間」と名づける
そのひとつひとつが、あなたの妊活を支える“見えない力”になります。
「私は、よくやってる」って認めてあげよう
甘いものがやめられなかったとしても、それは悪いことではありません。
今日も、よくがんばった。
そう思える瞬間を、自分にちゃんと与えてあげましょう。
妊活は、ゴールが見えにくい旅です。
だからこそ、小さな甘さが、毎日の道しるべになります。
「甘いものは敵」ではなく、「あなたの味方」になってくれる。
そう思えるようになったとき、心の妊活は、ひとつ大きく前に進んでいるのです。
まとめ:妊活中でもスイーツは楽しめる!
妊活中だからといって、すべてを我慢しなければいけないわけではありません。
むしろ、上手に甘いものと付き合いながら、心を満たし、自分をいたわることこそが、妊娠という奇跡を引き寄せる力になります。
今日ご紹介したように、
- 精製度の低い甘味や天然素材を使う
- 食べるタイミングや順番を工夫する
- ストレスを抱え込まず、自分にやさしくなる
——そんな「選び方」と「考え方」を持てば、甘いものはあなたの妊活の味方になります。
がんばっているあなたに、どうか届いてほしい。
スイーツを楽しむことに、罪悪感なんていりません。
それは、明日も前を向いて歩いていく、あなたの“心の栄養”なのです。
いつか赤ちゃんを抱きしめるその日まで、
やさしい甘さと、やさしい気持ちで、自分自身を大切にしていきましょう。
今日も、あなたの妊活を、心から応援しています。
中村 和仁(妊活アドバイザー)
- 妊活中でも甘いものは「選び方」で楽しめる
- 血糖値やホルモンへの影響を考慮した甘味選び
- 豆腐ガトーショコラなど罪悪感のないレシピ紹介
- 食べるタイミングや頻度の工夫でストレス軽減
- 甘いものは“敵”ではなく“心の栄養”になる

