結婚して2年。そろそろ赤ちゃんが欲しいと思い始めた頃、妊活を始めて数ヶ月が過ぎました。
でも、なかなか結果が出ない…。
そんな中で、排卵のタイミングに合わせてセックスを試みても、だんだんと気持ちが乗らなくなっていく。
「本当は好きなのに、性行為が義務のように感じてしまう」――そんな苦しさに心を痛めている方も少なくありません。
この記事では、私たち自身の体験も交えながら、妊活中に感じた性のストレスと、どう向き合い、どう乗り越えていったかをお話しします。
同じように悩んでいるあなたの心が、少しでも軽くなりますように。
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妊活と性のストレス:30代前半・結婚2年目のリアルな悩み
妊活を始めたばかりの頃は、「これから新しい命を迎えるための素敵な時間」と思っていたのに、
いつの間にかプレッシャーに変わっていった…。
これは、多くの30代前半・結婚2年目のご夫婦が感じる、妊活の「落とし穴」のひとつです。
排卵日に合わせてセックスをすることが「義務」のようになってくると、
本来愛し合うための行為が、目的のための手段になってしまいます。
しかも、女性は体調や気分によって性欲が左右されやすく、受け身になりがち。
「気が進まないのにしなければいけない」という感覚が、心の疲れを生んでしまうのです。
私たち夫婦も、最初は前向きだったはずの妊活が、だんだんと「重荷」になっていきました。
セックスの回数が減り、会話も減ってしまった時期もありました。
ですが、それは決して珍しいことではないと、後に知ることになります。
妊娠できない原因の基本:身体と心の両面から理解する
妊娠というのは、奇跡のようなバランスで成り立っています。
卵子の成熟、排卵、精子との受精、着床…すべてが順調に進んで、はじめて「妊娠」が成立します。
ですが、そのどこかひとつでもうまくいかなければ、妊娠には至りません。
特に30代に入ると、卵子の質が徐々に低下しはじめることが知られています。
また、排卵の周期が不安定になる女性も少なくなく、「排卵していると思っていたのに、実はしていなかった」というケースも珍しくありません。
一方で、妊活において忘れてはいけないのが、「心の状態」です。
ストレスが強いと、ホルモンバランスが乱れやすくなり、排卵が遅れたり、生理周期が乱れることがあります。
実際に、妊活に熱心になりすぎて心が疲れ切ってしまった時期には、排卵が止まってしまったという方もいらっしゃいました。
性のストレスも同様です。
「気が乗らないけど妊娠のために頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまうと、
かえってホルモンのバランスを崩してしまう原因にもなり得ます。
だからこそ、妊活は「体」だけでなく「心」のケアがとても大切。
まずはご自身の排卵の有無や周期、基礎体温を見直しながら、
無理なく取り組める妊活のスタイルを見つけていきましょう。
夫婦で話し合うことの大切さ:性のストレスを減らすコミュニケーション
妊活における最大の鍵は、夫婦の心のつながりかもしれません。
「妊娠できないのは自分のせいかも」と感じたり、
「相手に申し訳ない」という気持ちが湧いてくると、
次第に話すことさえもおっくうになってしまう…。
そんな悪循環に陥る前に、「話すこと」を大切にしてほしいのです。
私たちも最初はなかなか本音を言えずにいました。
でもある夜、ふと思い切って、「最近セックスがしんどいって思うことがある」と打ち明けたことで、
パートナーも「実は自分もそうだった」と話してくれたのです。
その瞬間、お互いがひとりで抱えていた重さが、ふっと軽くなった気がしました。
妊活中は、「排卵日に合わせてしなきゃ」と気持ちばかりが先走ります。
でも、それがプレッシャーになり、セックスが「愛を深める時間」ではなく「義務」になってしまうと、
夫婦関係そのものにひびが入ることもあります。
まずは、セックス=妊娠のためだけという思い込みを手放してみましょう。
スキンシップやハグ、手をつなぐだけでも、オキシトシンという「安心ホルモン」が分泌され、
女性ホルモンの安定にもつながります。
そして何より、「今、自分がどう感じているのか」を伝えること。
上手に話せなくてもいいのです。
「うまく伝えられないけど、話したいと思っている」というその気持ちが、
お互いの心を開く第一歩になります。
妊娠しやすいグッズを試す前に知っておきたいこと
「排卵検査薬」「妊活サプリ」「膣内サポートグッズ」など、
最近では市販でも手軽に手に入る妊娠サポート商品が増えてきました。
どれも魅力的に見えますし、実際に使ってうまくいったという声もたくさんあります。
ただ、その前に一度立ち止まってほしいのです。
「グッズを使えば妊娠できるはず」という考えに頼りすぎていないか?
そして、「自分の身体のサイクル」をきちんと理解できているか?
妊娠の基本は、排卵のタイミングに合わせて性交渉を行うこと(タイミング法)です。
そのためには、まず基礎体温を毎日測ることがとても大切。
体温の変化から排卵日を予測できるようになると、妊娠のチャンスを逃しにくくなります。
また、妊活中の女性の身体はとても繊細です。
冷えや睡眠不足、ストレスなどの小さな変化で、ホルモンバランスが崩れることもあります。
サプリを飲むこともひとつの方法ですが、それよりもまずは、
- ・睡眠をしっかりとる
- ・身体を冷やさない
- ・栄養バランスのとれた食事を意識する
という生活の土台を整えることが、何よりも効果的な「妊娠しやすい体づくり」です。
グッズを使うのは、その土台が整った上でのサポートとして。
焦らず、少しずつ、できることから始めてみましょう。
それでも授からないときの選択肢:自然妊娠から不妊治療へ
「できることは試した。でも、まだ授からない…」
そう感じる時、どうしても焦りや不安が大きくなりますよね。
そして次に思い浮かぶのが、「不妊治療」という選択肢かもしれません。
厚生労働省の定義によると、1年以上の避妊なしの性交があっても妊娠しない場合を「不妊」としています。
もちろんこれは目安に過ぎませんが、「なかなか授からない」と感じたとき、
婦人科での相談や検査を受けることは決して早すぎることではありません。
不妊治療にはいくつか段階があります。
最も軽いものでは、タイミング法(排卵に合わせて性交を行う方法)。
それから、排卵誘発剤を使う方法、さらに進むと人工授精や体外受精へと進んでいきます。
ただし、どの段階でも身体と心への負担は少なからず存在します。
特にホルモン治療では、気分の浮き沈みや倦怠感、副作用への不安を感じる方も多くいます。
だからこそ、パートナーとよく話し合い、「今の自分たちにとってベストな方法は何か」を見極めることが大切です。
無理をせず、必要な時には第三者の力を借りる。
それもまた、夫婦で歩む妊活の一部です。
補助金制度や不妊治療の保険適用など、現在は支援も充実してきました。
「治療=最終手段」と重く捉えず、自然妊娠への可能性と併せて柔軟に考えていくことをおすすめします。
妊娠が困難だった人の体験談:乗り越えたその先に
妊活は、ときに孤独です。
周囲の「授かった」という報告に胸が締めつけられたり、
「なんで私だけ…」と涙が止まらなくなる夜もあるかもしれません。
でも、そんな苦しみを経て、希望を見つけた方たちもたくさんいます。
ここでは、実際に妊活で性のストレスや夫婦間の葛藤を経験したご夫婦の体験談をご紹介します。
◇30代前半・結婚2年目のAさん夫婦
「私は元々、受け身なタイプで、自分から誘うことができませんでした。
妊活を始めてから、セックスが“義務”のように感じて、次第に心も体も拒否反応が出て…。
でもある日、思い切って夫に『今、すごくしんどい』と泣きながら話しました。
夫は驚いたようでしたが、『そんなに頑張ってたんだね』と寄り添ってくれたんです。
それからは、タイミングにこだわりすぎず、「今日は一緒に寝るだけにしよう」という日を作ったり、
手をつないで眠るようにしました。
すると、心がゆるみ、数ヶ月後、自然妊娠することができたんです。
◇40代前半・妊活歴5年のBさん
「何度も人工授精にトライしましたが、うまくいきませんでした。
夫婦喧嘩も増え、正直『もうやめたい』と思ったこともあります。
でも最後に体外受精を受けると決めたとき、
“今しかない”という覚悟と、“これまで頑張ってきた自分たちを信じよう”という気持ちで臨みました。
その時はじめて授かった命。
妊娠した瞬間、涙が止まりませんでした。
どんな道を選んでも、夫婦で支え合ってきたことが、何よりの財産です。
どんな結果になるかは、誰にもわかりません。
でも、誰かの体験が、あなたの希望になることを願っています。
まとめ:性のストレスと向き合いながら妊活を続けるために
妊活というのは、本来、希望に満ちた旅路のはずなのに――
「結果が出ない」「周囲と比べてしまう」「セックスがつらい」といった
数々の感情が押し寄せてくると、まるで出口のないトンネルの中にいるような気分になることもあるでしょう。
でも、その苦しさを「自分の弱さ」と責めないでください。
妊娠は「できて当然」なことではなく、誰にとっても繊細で個別の奇跡です。
だからこそ、うまくいかない時こそ、ご自身の心と体をいたわることが何より大切です。
この記事でご紹介したように、
・性のストレスを言葉にすること
・妊娠しやすい身体づくりをすること
・必要であれば医療の力も借りること
…どれもが妊活の一部です。
そしてその道のりの中で、夫婦の絆は、確実に深まっていきます。
あなたが今、どんな思いを抱えていても、
それは決して一人だけの悩みではありません。
同じように悩み、乗り越えてきた人がいる。
そして、きっとあなたにも、新しい命が訪れる日が来ると信じています。
心と身体、そしてパートナーと向き合いながら、あなただけのペースで、歩んでいってくださいね。

