身体の声を聞き、心を感じる柔道整復師の中村和仁です。西洋医学の知識をベースに、東洋医学の良い所を付け加えたものをお届けいたします。
少しづつ暑くなってきましたね。
この冬は北陸では大雪で、コロナ以上に
大変でした。雪国生活の長い方々は凄い。
今日は、みなさんの疑問に回答したいと思います。
禁欲期間について、です。
そもそも、禁欲期間って何なのでしょうか?
簡単にいうと
「精子の質を良くするために一定期間射精をしない」
ということです。
ネット上に、その手の情報が散乱していますので、
見られたことのある方も、少なくないものと思われます。
病院で「そうするように指示された」と言われたという方もおられれば、
「意味がない」と笑われた、という方もおられました。
で、実際は、どうなのでしょうか?
女性は、自然では、1回の月経周期に卵子を1個しか作りません。
なので、体外受精などで採卵をするときには、たくさん取れるように、
クロミッドなど、排卵誘発剤を使って、たくさんの卵を作らせます。
それに対して、
男性は、毎日、数千万個から億単位の精子を産生しています。
つまり、毎日でも子作りが可能なのです。
自然界でも、オスは、機会さえあれば、相手かまわず、いろいろなメスに
自分の子孫を残させるようプログラミングされています。
なぜか、というと、男性は女性の5倍の割合で病気になりやすく、
特に乳児死亡率が非常に高いため、こういう機能がある訳です。
卵子は24時間生きていますが、精子は72時間生きています。
それを過ぎると死滅してしまいます。
ということは、禁欲していても、精子が死んでしまう訳です。
つまり、
結論を述べると、
「禁欲期間など、意味がありません」
という事です。
では、どうしたら良いのでしょうか?
今回は「禁欲」の話なので、それについては
別の機会に説明したいと思います。
今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。