卵管造影検査はした方が良い?

妊活に対する疑問
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子宮と卵巣をつなげている管が卵管なのですが、卵管は卵子と精子の通り道です。卵管膨大部というところで、精子と卵子が出会い受精します。受精ができないと絶対に妊娠することはできません。卵管は子宮の左右両側にありますが、もし両側とも卵管が詰まっていたら、受精することができなくなるので自然の妊娠は不可能となります。

卵管造影検査とは、子宮の入り口から管を入れて、造影剤を子宮内から卵管へ流し込み、子宮内の状態と両側の卵管の通り、や、卵管からお腹の中への拡がりを見る検査です。卵管は非常に細くため、超音波ではほとんどみることができませんが、造影剤はレントゲンで白く光るため卵管が通っているかどうかがわかると言われています。この検査をすることにより、軽度の詰まりであれば、卵管の通りを良くすることができると言われています。しかし、卵管峡部でも2~3cmあり、卵子の大きさは0.1mmくらいなので、絶対に通過しないのでしょうか?よくわかりません。

個人的には、「不要!」だと思っています。

当院に来院されているゲストの方々はご主人の転勤に伴って石川県に引っ越してこられたため、全国各地のさまざまなクリニックで検査して、左右両方とも詰まっていると言われていた方が多いのですが、それでも、自然妊娠された方が多数おられるので、この検査自体、絶対に必要なものではないと思っています。

しかも、体外受精をされるのなら、卵巣から卵子を取り出して外で受精させるので、意味のない検査でもあります。

どうしても、自然妊娠、もしくは一般不妊治療までしか、やるつもりがない、という方なら、受けても良いかもしれません、という検査だと思っています。

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