不妊治療の辛さって、夫も妻も同じなのでしょうか?

妊活に対する疑問
スポンサーリンク
スポンサーリンク

男女で同じなのでしょうか

Q: 不妊治療を始めて一年半になります。

その間に1度流産をしました。

今も不妊治療継続中ですが、妊娠の気配はありません。
今回も生理が来てしまい、夫にイライラを爆発させてしまいました。

PMSで情緒不安定だったこともあります。

不妊治療の辛さも積もっていました。

正職員で働いていますが、治療のために月に3日ほど、しかも急遽休みをとらなければならないこと。人工受精後のおりものの変化や自身の体調の変化に、生理が来るまでの2週間ずっとやきもきしていなければならないこと。生理が来た瞬間の絶望感。

流産は本当に悲しくて、半年くらいは1人になれば涙が込み上げていました。

流産からはもう1年になりますが、この1年は流産と不妊の悲しみや焦りでいっぱいいっぱいで、妊娠・出産ラッシュの友人たちに会うのも嫌になり、職場も同僚の妊娠・出産報告に歯を食い縛りながら何とか生きてきました。

正直、この1年は、何一つ、前に進めませんでした。むしろ後退したかもしれません。

 

色々なものが爆発し、夫に八つ当たりしてしまいました。

酷くあたってしまったので、夫は当然怒りました。当たり前だと思います。

でも、「不妊治療が辛い」のだと話した私に対しての、怒った夫の「そんなの俺だって辛いよ!2人とも同じように辛いことだろう!」という言葉に、何故かとてつもなく悲しくなって涙が止まらなくなってしまいました。

不妊治療、夫は採精の時に時間休を取れば良いだけ。痛いことも何もありません。

日々の体調変化を気にかけ、一喜一憂することもない。

流産の時も、夫は宣告を受けてから3日くらいは落ち込んでいましたが、その後はけろっとしていました。

私が年末にふと「この1年何もなかったな…」と呟いた時、仕事大好きな夫は、「俺は1日1日が本当に濃くて本当に充実してたなぁ!今年も良い1年だった!」とニコニコしていました。

何が同じなんだろう、と思ってしまいました。

でも、私以外の人の気持ちを、私が全て正しく理解することなど出来ません。夫も本当に悲しいのかもしれない。

でも、流産や不妊の悲しみ・辛さって、本当に男女で同じなのでしょうか。

ちょっと今は夫に聞く勇気と気持ちの整理が間に合いません。

何かご助言いただければと思います。

ご主人なりに悲しかったと思いますよ

A: 辛いですよね。

質問を読んで思いましたが、

はっきり言って、温度差は絶対にあります。

というか、あって、当たり前です。

歴史的な説明を省きますが、毎日2000万個から5000万個も精子を造る男性と一周期に1個しか卵子を造らない女性が同じわけがありません。しかも、男性は射精が始まると、個人差がありますが、一生、生殖機能がある人が少なくないのに対し、女性は初潮から閉経までで400個ほどの卵子しか造られません。

以前、当院に通われていて採卵された方で、「自分の卵子を見て、愛しく思った」と言われた事がありましたが、男性で自分の精子を愛しく思う人など、いません。
本来は当事者とはいえ、他人事となってしまって、考え方でも男女で差が大きいです。

「俺は1日1日が本当に濃くて本当に充実してたなぁ!今年も良い1年だった!」とニコニコしていました。

これは言ってはいけません。

肉体的な差があるので仕方がないことではありますが、ご主人にしても、

「〇〇ばかりに、苦労させてごめんね。でも、もうちょっと頑張ってね」くらいの優しい言葉をかけてあげて欲しいものです。

タイトルとURLをコピーしました