身体の声を聞き、心を感じる柔道整復師の中村和仁です。西洋医学の知識をベースに、東洋医学の良い所を付け加えたものをお届けいたします。
「黄体機能不全はどうやって改善するの?」という質問をいただきました。
『黄体機能不全』とは、どういうことなのでしょうか?
ちょっと、専門的なのですが、
黄体期中期の血中プロゲステロンの値が10ng/ml未満で、
基礎体温が、低温相から高温相に変わるのに3日以上かかり、
子宮内膜の状態が、正常月経周期と3日以上のずれがある場合に、
診断されると思われます。
要するに、妊娠を維持するためのホルモンが充分に分泌されないために、子宮内膜から性器出血があったりします。
当然、不妊原因の一つです。
病院での治療は
黄体期にプロゲステロンを補充。
黄体期にhCGを投与し、黄体を刺激。
クロミッドやhMG-hCG療法。
が施されます。
この治療の副作用としては、子宮内の血液が減ってしまい、子宮内膜が薄くなります。
という事は、せっかくの受精卵が着床する確率が低くなるという事です。
『これじゃ妊娠できないのかも。。。』
などと、不安になってしまう方もおいでになると思われます。
が、当院に通院されている方で、このような事を心配されている方はいません。
なぜなら、手技だけで改善させることが、大いに期待できるからです。
もちろん、一朝一夕で改善するわけではないですが。
詳しくは、実際に通院されている方から、直接、聞いていただきたいものです。
そういう風に書かれているクチコミは多くありませんが。
具体的にどうすれば良いのでしょうか?
と思われる方も少なくない事だと思います。
視床下部や下垂体から放出されるホルモンが、ちゃんと卵巣に届けば良いのです。
お勧めは、マシュマロ・マッサージですねw
病院での治療を続けていくと、自分の力だけで生理も起こらなくなり、体外受精以外に妊娠する方法がなくなるでしょう。
確かに、それも一つの方法です。
が、自分の妊娠できる能力を高めていって、自然妊娠を目指すのもアリ!、ではないか、と思います。
改善するのは、難しくありません。
難しいのは受精です。
そこはご夫妻の問題なので、私には無理な話です。が、
黄体機能不全なら、お任せください!
自分自身の自己治癒力を最大限に使って、妊娠しましょう。
黄体ホルモンはフカフカの子宮内膜を保っていくのに必要なホルモンです!
体質を見直し、黄体機能不全を退治しましょう!!
黄体機能不全はなぜ起こっているの?
詳しい事は不明ですが、FSHの分泌低下、LHの分泌障害、PRLの分泌異常、の内分泌異常や子宮内膜の発育異常が原因と言われています。
卵胞が成熟していく過程から、黄体が形成され、白体へと変わっていく過程に関与していきます。
潜在的高プロラクチン血症があるので、質の良い卵子も内膜も育ちません。
それならば、温活は?
と思われる方も少なくないでしょうが、残念ながら、効果は少ないでしょう。
身体を温めるのは表面の皮膚だけで、大事なのは身体のずっと内部なので。
詳しくお知りになりたい方は、質問してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。