「授乳中でも二人目を考えたい…でも断乳しないと妊娠できないのかな?」
そんな風に悩んでいるママは少なくありません。
一人目を授かって、ようやく落ち着いたかと思えば、次の赤ちゃんのことを考える時期がやってきます。けれど、まだ授乳が続いていると「このままでいいの?」と不安になるものです。
実際、クリニックによっては「断乳後でないと治療ができない」と言われることもあります。けれども、それは本当に絶対条件なのでしょうか?
この記事では、授乳と妊娠の関係についてわかりやすく解説し、ママが安心して二人目妊活に取り組めるようなヒントをお伝えします。
「授乳もしたい」「妊娠もしたい」――そんな想いを持つママの心に、少しでも寄り添えたら幸いです。
- 断乳と妊娠の関係やホルモンの影響
- 夜だけ授乳が妊活に与える可能性
- 授乳と妊活を両立するためのポイント
断乳と妊娠の関係とは?
授乳をしている間、ママの体内ではプロラクチンというホルモンが分泌されます。
このプロラクチンは母乳を作るために欠かせないホルモンですが、一方で排卵を抑える作用も持っています。
さらに授乳中は、オキシトシンというホルモンも分泌されます。これは赤ちゃんとの絆を深めるとても大切なホルモンですが、同時に子宮の収縮やホルモンバランスの変化に関わり、妊娠のしやすさにも影響を与えることがあります。
ただし、ここで大切なのは「授乳=絶対に妊娠できない」ということではない、という点です。
授乳中でも排卵が回復して妊娠する方は実際に多くいらっしゃいます。
つまり、断乳と妊娠の関係は「授乳中は妊娠しづらい傾向があるものの、必ず妊娠できないわけではない」ということなのです。
夜だけ授乳でも妊娠しにくいの?
「日中はほとんど授乳していないけど、夜寝かしつけのときだけ授乳している」――そんなママも多いのではないでしょうか。
実は、この夜間授乳が妊娠に影響を与えることがあります。
というのも、夜間はプロラクチンの分泌が特に活発になる時間帯。
授乳によってプロラクチンが上がると、脳から卵巣へ「排卵を起こしなさい」という指令(LHサージ)が出にくくなるのです。
ただし、これはあくまで「妊娠しにくくなる傾向がある」という話。
実際には、夜間に1回程度の授乳を続けながらでも排卵が起きて妊娠するケースもたくさんあります。
大切なのは、授乳の有無だけで妊娠の可能性を決めつけないこと。
体質やホルモンの回復のスピードには個人差があるので、「夜だけ授乳している=必ず妊娠できない」とは言えないのです。
完全断乳が必要な場合とそうでない場合
産婦人科や不妊治療のクリニックでは、「断乳してから3か月は妊活を控えてください」と指導されることがあります。
これは、授乳によってホルモンバランスが乱れていたり、子宮や卵巣の回復が不十分であったりする可能性を考えてのことです。
また、授乳を続けながらの妊娠は、場合によっては子宮収縮を引き起こし、流産や早産のリスクをわずかに高めることも指摘されています。
一方で、現実には完全に断乳しなくても妊娠している方も多くいます。
夜だけ授乳を続けていても自然に排卵が戻るケースもあり、「授乳中=妊娠不可能」ではありません。
つまり、完全断乳が必要かどうかは人それぞれ。
医師の方針や体質、ホルモンの回復具合、そしてママ自身の心身の状態によって変わってくるのです。
「どうしても早く二人目が欲しい」と思うなら断乳を検討するのも選択肢のひとつ。
逆に「赤ちゃんとの授乳の時間を大切にしたい」という気持ちが強いなら、焦らず授乳を続けながら妊活する道もあるでしょう。
授乳中の妊活で気をつけたいこと
授乳中に妊活を進める場合、いくつか気をつけたいポイントがあります。
断乳の有無にかかわらず、これらを意識することで身体の回復と妊娠の準備をサポートできます。
① ホルモンバランスと基礎体温をチェック
授乳中は排卵が不安定になりやすいため、基礎体温をつけてホルモンの回復具合を確認するのがおすすめです。
高温期が安定してくると、排卵や妊娠の準備が整ってきているサインとなります。
② 骨盤や子宮まわりの血流を整える
授乳や抱っこで肩や腰に負担がかかると、骨盤まわりの血流が滞りやすくなります。
整体やストレッチ、温活を取り入れて子宮・卵巣への血流を改善することが、妊活の大きなサポートになります。
③ 食事・睡眠・ストレスケアを大切に
授乳中はママの身体から多くの栄養が使われます。
バランスの取れた食事を心がけ、可能な限り休息を取りましょう。
また、妊娠を意識しすぎるとストレスがホルモン分泌に影響を与えるため、リラックスする時間を意識的に持つことが大切です。
授乳と妊活の両立は可能?
結論から言えば、授乳と妊活の両立は可能です。
実際に、授乳を続けながら自然妊娠した方や、人工授精・体外受精を受けて妊娠した方も多くいらっしゃいます。
ただし、授乳が続いている間はホルモンバランスが不安定になりやすく、妊娠までに少し時間がかかるケースもあります。
だからこそ、「授乳しているから妊娠できない」と決めつけないことが大切です。
授乳をやめるか続けるかは、医学的な側面だけでなく、ママ自身の気持ちも大きな判断材料になります。
「どうしても早く二人目が欲しいから断乳を選ぶ」も正解ですし、
「まだ授乳の時間を大切にしたいから並行して妊活を進める」もまた正解です。
答えは一つではありません。
大切なのは、ママと赤ちゃんにとって一番納得できる選択をすることなのです。
まとめ|授乳も妊活も「ママの心と身体」を大切に
授乳と妊活には密接な関係がありますが、「断乳しないと妊娠できない」というわけではありません。
夜だけの授乳であっても妊娠に影響する場合はありますが、逆に授乳を続けながら自然に妊娠する方も多くいます。
完全断乳を勧める医師もいれば、授乳を続けてもよいとする医師もいます。
大切なのは、医学的な情報に振り回されすぎず、自分と赤ちゃんにとって一番自然で納得できる形を選ぶことです。
授乳をやめるか続けるか――その選択に正解はありません。
どちらを選んでも、ママが心身ともに健やかであることが、次の妊娠への一番の近道になります。
どうか焦らずに、今の赤ちゃんとの時間も大切にしながら、二人目妊活を前向きに歩んでいただければと思います。
- 授乳中でも妊娠は可能である
- 夜間授乳は妊娠に影響することがある
- 完全断乳が必須ではない場合もある
- 基礎体温や生活習慣で妊活をサポート
- 授乳と妊活の両立は人それぞれの選択
- 大切なのはママの心身の健康を守ること

