妊娠初期に痛みや出血があるのですが?前編

妊活に対する疑問
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こういう質問をいただくことが多いので、このブログでは、二回に渡り、不安に感じるかもしれません。そこで今回は、妊娠初期に生じる出血や痛みの原因を解説するとともに、痛みを感じたときの対処法をご紹介します。加えて、注意したい痛みや症状も解説しますので、受診を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

妊娠が成立して胎嚢が見えてくる時期に、「流産してしまって生理が始まってしまった」と連絡をいただく場合がしばしばあります。

妊娠初期に見られる出血と生理の出血は、出血の状態が異なっているようです。妊娠初期症状で見られる出血は、「おりものに血が混ざってピンク色だった」とか「真っ赤な鮮血だった」とか「茶色だった」など、人それぞれ出血の色が異なります。生理の始まりかけの出血と見分けるのが難しいかもしれませんが、出血量は少量にとどまる場合が大半で、また、生理時の出血では、血の塊が見られることがありますが、妊娠初期の出血では、血の塊が出ることがほとんどないと言われています。

生理の出血と妊娠初期の出血とでは、出血量と出血期間に違いがみられます。生理の出血は3~7日続きますが、妊娠初期の出血が見られる期間は1~2日程度しか続かないことが多く、生理時の出血よりも短めです。もともと生理期間が短い人の場合だと、生理時の出血と妊娠初期の出血とを見分けるのが難しいかもしれません。

もし妊娠が分かっている状態で、出血する期間が長引いているようなら、早めに病院で検査を受けることをお勧めします。

妊娠初期に感じる下腹部痛は、「おなかの奥がチクチク痛む」と表現される方が多いですが、「腰のあたりがズンと重く痛む」と感じるケースもあるようです。こうした症状は、生理痛とよく似ているため、痛みの感覚だけで見分けるのは難しいかもしれません。

一方、痛みの強さでいえば、妊娠初期は生理痛のようにひどく痛むことはありません。もし生理痛と同じか、それ以上の強い痛みを下腹部に感じるようなら、すぐに治療が必要な状態です。可能な限り早く婦人科の診察を受けてください。

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