Q: 病院で処方されるユベラというオレンジ色のカプセルは、薬として効くのでしょうか?
それともほぼサプリ的な位置付けにあるのでしょうか。
血流を良くして子宮内膜を成長させるために処方されているのですが。
A: 「ユベラ」というのは商品名で、「トコフェロールニコチン酸エステル」が正式名称です。
トコフェロールニコチン酸エステル(Tocopherol Nicotinate)は、ビタミンE(トコフェロール)とニコチン酸(ナイアシンまたはビタミンB3)が結合した化合物で、これは、通常、ビタミンEの一種であるα-トコフェロールとニコチン酸がエステル結合を形成しているものです。
難しくなるので、簡単に説明しますが、主な特徴や利点としては、以下の通りです。
- 抗酸化作用: トコフェロールは抗酸化作用を持っており、細胞を酸化ストレスから守るのに役立ちます。これは、細胞や組織の老化やダメージを減少させ、健康な状態を維持させます。
- 血行促進: ニコチン酸は血管を拡張させ、血行を促進する効果があると言われており、これにより、組織や臓器への酸素と栄養素の供給が向上し、血液循環が改善されます。
- 美容効果: トコフェロールニコチン酸エステルは、その抗酸化作用と血行促進効果により、肌の健康をサポートすることが期待されます。これは美容製品に配合され、肌の弾力性や輝きを向上させます。
- 血液脂質の改善: ニコチン酸は、血中の脂質レベルを改善し、特に高コレステロール血症の管理に役立つことが知られています。
症状の治療のために使用され、薬効をデータとともに提出して国に認められたものはすべて医薬品であって、サプリではありません。
このような効能があると言われていますが、副作用もありますので、当院のようなマッサージを受けている方なら、特に飲まなくても構わないと思っています。
妊活ならいざ知らず、美容効果を期待したのに、吹き出物に悩まされたら、本末転倒ですし。