身体の声を聞き、心を感じる柔道整復師の中村和仁です。
今日は「通水検査」について、質問をいただいたので、
それについての話です。
先日、病院で
『通水検査を薦められたけど、した方が良いですか?』
という質問をいただきました。
.卵管の通り具合をみる検査には、
1.炭酸ガスを注入して、卵管の通過性を圧と音で評価する検査
である 卵管通気検査
2.生理食塩水(生食)を注入して、卵管の通過性を圧で評価する
検査である 卵管通水検査
3.特別な造影源を注入して、卵管の通過性を画像(X線・超音波)で
評価する検査である卵管造影検査
がポピュラーなものです。
1と2は、 評価基準が担当する医師の主観に頼る部分もあって、
不明瞭なものです。医師の熟練度・感覚によって、通り具合が
判断されるわけですから。
それに対して、3は、 画像診断するので、どの医師がみても、
結果は明らかだと言えます。
どの検査も液体を卵管内に通すことで卵管内の掃除(通りを良くする)
効果が期待できるので、検査後半年はゴールデンタイムと呼ばれており、
卵管の通りが通常時よりもよくなり、受精しやすい、と言われています。
卵管の閉塞や癒着が疑われた場合には、
腹腔鏡検査にて更に詳しい検査をする事があります。
しかし、
正直言うと、私自身の感想では、
ほぼ関係ないと思いますが。
なので、 妊娠を望んでいて、この検査をしたことのない女性は、
必ずしもする必要はない!
と思っています。これまで、何千人もこの検査をされた方が
おられましたが、検査したからといって、「どうだ」という事は
ありませんでしたから。
「卵管が詰まっていては、 妊娠しないのでは?」
と思われる方もおられますが、
左右両方が詰まっているのならともかく、
どちらかだけなら、問題なく自然妊娠も
できます。
どちらかだけなら問題はないと思います。
「医師の熟練度・感覚によって、通り具合が
判断される」と前の方に書きましたが、
「両方とも詰まっているので体外受精以外では
妊娠しない」と言われていた人が、何人も自然妊娠
されたのをみているので、
この検査自体に
一喜一憂する必要がない!
と感じています。
参考程度に思っていれば良いのでは、と思います。
違うというのなら、何十人も妊娠出来たのは、
なぜなのでしょう?
妊活にはわからないことが多いので、
気にし過ぎないように、
身体を整えていって下さいね。
今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。